ご飯を炊く、お湯を沸かす…どちらも毎日の暮らしで自然にやっていること。その日常を支えている炊飯器やケトル(やかん)を手放したのがライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。当初は「大丈夫かな?」と心配もしましたが、不便はなく、むしろ快適になったそうです。今回は尾花さんが手放した理由と、その後の暮らしを詳しくご紹介します。

キッチン
炊飯器やケトル(やかん)を手放した結果…
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炊飯器を手放した理由は「内ブタを洗うのが面倒」

炊飯器を手放した最大の理由は、「内ブタを洗うのがとにかく面倒だった」ことです。

毎回、パッキンにつくベタつきや乾いたご飯粒を洗い落とすのに、予想以上に時間を取られていました。一方で、家族はご飯を食べ終えるとゴロゴロくつろぐことも。そんな姿を見ると、「私も早くくつろぎたい!」と思い、イライラすることが多かったのです。

ある日、内ブタのパッキンが破れ、うまく炊けなくなる事態が発生。買い替えようとしたところ、価格を見ると思いのほか高額でびっくり。「(洗うのが大変な上に)この金額!?」と買い替えをためらっていたときに、夫がキャンプでお鍋を使ってご飯を炊いていたことを思い出しました。安いお鍋ながら、おいしく炊けるのです。

鍋で炊く

試しに家でも同様の方法で炊いてみると、初めてでも難なく炊けて、内ブタがないから洗い物も本当にラク! 炊飯器で炊く気がなくなってしまいました。

予約炊きも保温もできないお鍋で困らない理由

炊飯器の機能でとくに便利に感じていたのが「予約炊き」と「保温」の2つです。お鍋でご飯を炊く場合、どちらの機能も使えなくなることが心配でしたが、手放してみると意外と困ることはありませんでした。

予約炊きについては炊飯器で炊く場合と同様に、出かける前にお米を研いで水にひたすところまでやっておけば、じつは帰宅後でも間に合うんです。火にかけて20分程度で炊き上がるので蒸らす時間を含めて、手を洗ったりおかずを用意している間にご飯も完成します。

保温

保温についても、毎日帰宅が遅い夫によると、保温しっぱなしのご飯よりも、レンジで温め直した方が好きだというので、この問題はクリアとなりました。