短時間で効率よく片付けるなら…

物置や納戸のなかを整理するほど時間は取れないという人は、玄関だけ、洗面所だけ、押し入れの天袋やクローゼットの高い棚だけというように、狭い空間の捨て活がおすすめです。

玄関、洗面所、天袋、クローゼットの高い棚。これらのうち、どこを片付けるかは、達成感を目安にして考えてみるのがいいでしょう。

押し入れ
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ずっと気になっていたところを先に片付けてスッキリしたいなら、押入れの天袋やクローゼットの高い棚の上を。ふだんあまり見ない場所だからこそ、「これはもういらない」と思いきれるものもあるはずです。

そこを片付けることができれば、連休中に気になっていた1か所だけでもスッキリさせられたという満足感を得られます。ちなみに、私はこちらを優先しました。

また、達成感を毎日たしかめたい場合は、玄関や洗面所がおすすめです。毎日目に入る場所ですし、さほど広くはないため、「すべて出す」→「使っているかどうかで要不要を区別する」→「使っているものだけをグループでまとめて使用頻度別に収納する」という、整理収納の手順を進めやすいからです。

毎日使う場所がスッキリしていると、気持ちいいし、自信もつきます。

原田さん捨て活の歴史

最後に私の失敗経験をひとつ。

捨て活を始めた頃に、壁面収納とロフトを一気に片付けて、しんどくなってしまったことがあります。その後はしばらく片付けがイヤになり、整理整頓全般から遠ざかってしまいました。

このように、「片付け=しんどい」という記憶が残るほどがんばってしまうのも考えもの。みなさんには気を付けていただきたいです。ぜひ、体力気力と相談しつつ、いい気候のGWを利用して、スッキリした空間を増やしてくださいますように。

50代はやめどき、捨てどき、楽しみどき

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