マットを敷く習慣を見直し、家の中をシンプルで清潔に保つコツを教えてくれたのは、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。「ホコリやゴミがたまるのがイヤ」「衣類と別に洗う手間を減らしたい」という理由から、マット類を置かなくなりましたが、そのおかげで掃除と洗濯の手間が劇的に減り、家事が格段にラクになったそうです。今回は尾花さんが実践した具体的な方法について詳しくご紹介します。

すっきりとした家
マットを手放したら手間が劇的に減った!
すべての画像を見る(全9枚)

結婚を機にやめた「キッチン」と「トイレ」のマット

キッチン

キッチンとトイレのマットは、結婚前のひとり暮らし時代は敷いていましたが、結婚を機にやめました。なぜなら、結婚前の夫のひとり住まいで、マットの汚れやすさを見ていたからです。

結婚後、夫がトイレで座るようになって床は汚れなくなりましたが、キッチンは今でも夫が洗い物をすると床まで水が飛びます。いくら言っても直らないので、マットを敷かない方が正解でした。

マットが濡れないとしても、マットの中に小さなホコリやゴミがたまってしまいます。それなら敷かずにふいた方が清潔だと感じました。

キッチン

マットを敷いていない場所を雑巾やお掃除シートでふくときに、ふく範囲が少し広がるだけなので手間は変わりません。むしろ洗濯の手間がなくなる分、トータルでは手間が減って効率的。

足が冷える場合は、洗濯機で洗える厚手のフットカバーを履いて暖かくしています。

砂がたまるだけで踏めなかった玄関マット

玄関マット

玄関マットは、子どもが歩きだして少しの間、敷いていました。というのも、わが家の玄関は土間と廊下の段差がわずかで、子どもが靴を履いたまま家に上がってしまうことがあったからです。当時まだ1歳だったため、「靴を脱ぎ履きする場所」ということがわからなかったようで、目印として玄関マットを敷きました。

玄関マット

その後、子どもがたくさん外遊びをするようになったので、マットを撤去しました。靴や靴下から落ちる砂がたまり、マットなのに踏めない・踏みたくない存在になってしまったのです。

その頃には子どもが成長して靴を脱ぐ習慣が身についていたので、タイミングよく玄関マットもお役目を終えました。