『ノンストップ!』のESSEコーナーで、バナナマンの設楽さんと一緒に料理をつくる姿でもおなじみの、フジテレビアナウンサーの久代萌美さん。じつはプライベートでも大の料理好きといいます。
そんな彼女の料理に関する連載がESSE onlineで始まるのを記念し、料理にかける熱い思いや、主婦顔負けの節約術を伺いました。
フジテレビ久代萌美アナウンサーが語る、自炊への情熱と工夫
●大切にしているのは節約とコストパフォーマンス
公式インスタグラムにも、#くしろごはんというハッシュタグで、料理の画像をよくアップしている久代さん。
忙しいアナウンサー業だけに、買い物に行くヒマもなさそうと思ってしまいますが、なんと自炊のために日々3つのスーパーを使い分けるほど“ガチ”な情熱の持ち主。
「料理は毎日のことだから、“節約”と“コスパのよさ”は大事です。野菜、肉、そのほかのものと、食材は買いに行くお店を3種類に分けています。帰宅が遅いのがわかっている日は、先に買い物へ行き、スーパーの袋持参で出社。迷惑にならない程度に、社内の冷蔵庫へ食材を入れさせてもらうことも(笑)。しょっちゅうは行けませんが、年に何回かコストコへ買い出しに行き、一緒に行った親や友人と食材を分け合うのも一大イベントです。“コストコで買ったもの”を紹介している方のブログを読むのも大好きで、参考になりますね~。お肉は、ふるさと納税を活用して、質の高いものを食べられるようにも工夫しています」
●小学生時代から料理に興味が
そんな彼女の料理好きは、小学生時代に遡ると言います。
「もともと母親がみそや梅ジュースを手づくりするような、食べることに手をかける家庭で育ちました。その一方で兄が、『お腹すいた~』と言いながらも、カップラーメンにお湯を入れるのすら面倒くさがるような男子で。そんなものぐさだった兄のおなかを満たすために(笑)、簡単なうどんをつくったり、母のつくりおきおかずをレンジでチンしてあげていたのが、私が料理に興味を持った原点かもしれません」
就職して一人暮らしを始めてからは、自分の健康管理も含めて、さらに真剣に取り組むようになりました。
「お手本は実家にいた頃の“母がつくっていた家庭料理”。わからないことや、味つけでものたりないと感じた部分などは、母に連絡して教えてもらっていました。ちなみに久代家の味つけは、基本は“甘い&しょっぱい”なんです。お汁粉なんかもただ甘いだけではなく、塩味もしっかり効いていて。不思議なことに、卵焼きだけはすごく甘い味つけなんですけどね(笑)」
●忙しいからこそ自炊を欠かさない
何本もの担当番組を抱える久代さんですが、ほぼ毎日料理をしています。
「夕飯は毎回というわけにはいかないのですが、1日3食のうち、どれか1食は自分でつくっています。とくに朝食をモリモリと食べるのが好き。『ノンストップ!』に出演する日は、放送がお昼前後の時間帯だということもあり、朝は栄養をつけておきたくて。前日のトンカツをアレンジして、がっつりカツ丼を食べて出社することも!」
忙しいからこそ、最近は「カサが多く、お腹にたまり、簡単につくれる」ことを大事にしているのだとか。
「学生みたいですよね。でもプロがつくるような完璧な料理よりも、1年を通じて“普通に”つくることができる料理が好きです。『ノンストップ!』のコーナー内で紹介した家庭料理を、帰ってからもう一度つくることも多いですよ。それからギョーザやシュウマイなどの粉モノ・包む系の料理もハマってしまいます。あの黙々と包む作業自体が、いつの間にかストレス解消になっていることも多くて。気づいたら夜中に大量につくっていたり…(笑)」
副菜の切干大根やひじきなどは、一袋分を1回の調理で使い、できた分を保存容器に小分けして冷凍しておくなど、日々の料理を回していくための工夫も惜しみません。
「乾物をちょっとずつ使っていくと、いつの間にか在庫があるのを忘れてしまいがち。なので、私は一気につくってしまった方がラクなんです。夜食用のお弁当を持参することも多いのですが、これも2枚のパンの間に、唐揚げやミートソースなど、その日に家にあるものを挟む、というのが定番。本当に凝ったことはしていなくて、それが、自炊が続くコツかもしれません」
インタビュー中にも、次から次へと料理や買い物のウラ技を教えてくれた久代さん。連載で、そのアイデアを紹介してもらえるのが楽しみです。
連載第1回は明日公開予定。月1回更新となります。ご期待ください!