ダニ対策

繊維が密集しているホットカーペットはダニのすみかになりやすいため、しまう前に必ずダニ対策を行う必要があります。ダニは高温や乾燥に弱く、そのため、50℃以上の温度で20~30分以上加熱することで多くのダニが死滅することが知られています。

<注意喚起>
・必ず製品の取扱説明書に従って行ってください。とくにダニ退治モードや高温設定に関する指示に従うことが重要です。
・熱を保持させる際は、直接触らないように注意してください。
・長時間放置したり、高温での使用が続くと火災の原因になるため、使用中は必ず目を離さないでください。

ホットカーペットを筒状に巻きます。
すべての画像を見る(全8枚)

(1) ホットカーペットを筒状に巻きます。ロールすることで熱線が傷まず、カーペットの熱が上がりやすくなります。

布団を巻く

(2) 熱が逃げないように、その上に布団をのせます。このとき、故障の原因になるので、コントローラーには布団をかけず、熱がこもらないようにしましょう。

(3) ここで電源を入れて余熱をします。温度設定をもっとも高くするか、ダニ退治モードで「全面」を選択。終わったら電源切り、電源プラグを抜いてください。

温度計

高温設定を使用する場合は、製品の取扱説明書に従い、安全に行ってください。温度は手で触ってもわからないので、余熱も含めて高温の状態を合計で1時間以上にするのがいいでしょう。わが家のカーペットでは50℃以上に達するのに15分かかり、そこから30分加熱しました。

掃除機

ここまで完了したら、掃除機で両面、ゆっくりと掃除機をかけて死骸を吸引します。縦方向だけでなく横方向からもかけてみるといいですよ。汚れが取れきれない場合は、粘着式テープでコロコロとお掃除しましょう。

しまう前にしっかりと乾燥させる

乾燥

保管前にしっかり乾燥させます。なるべく天気の良い日に陰干しすると除湿できます。ダニ退治でこもった熱や湿気もしっかり乾かしていきましょう。

●湿気を取ってから保管

袋

購入時の箱や大きめのポリ袋に入れ、湿気の少ない場所に保管してください。ナフタリンなどの防虫剤と一緒に保管すると、コントローラーを傷めたり発煙・発火の原因となるため、絶対に使用しないでください。ただし、シリカゲルタイプの除湿剤であれば、一緒に中に入れて保管することができます。

保管場所に湿気がたまると、カーペットもカビることがあるので、定期的に空気の入れ替えをして、収納場所の除湿も丁寧に行いましょう。

ダニ退治をしようとしても、カーペットを通常通り広げて使うと表面温度は40℃近くまでしか上がりません。筒状に丸めて熱がこもるように布団をかけることで50℃近くまで上げることができ、効率よく行えます。

また、ダニ退治に使った布団は、湿気や熱がこもっているで乾燥させることをお忘れなく。