フランスで過ごした幼少期、海外でのホームパーティ経験などがきっかけとなり料理を始めた、料理研究家・マユミリオンさん。大皿に盛ったおいしそうな料理はどれも、フランス仕込みの気取らない家庭料理です。なかでも、マユミリオンさんのマリネは、肉や魚も入って彩りもとてもきれい、食卓に出したときにパッと目を引く「主役級」。材料を準備したら順番にあえていくだけで、お店みたいなマリネがつくれます。
簡単なのに本格的な味が楽しめる「マリネ」
クリームチーズとアボカドでリッチな味に。ディルの代わりにバジルでも合います(レシピID:24387088)。
●スモークサーモン・クリームチーズ・アボカドのマリネ
【材料(4人分)】
- スモークサーモン 50~100g
- クリームチーズ(ポーションタイプ) 2個(32g)
- タマネギ 1/3個
- ニンジン 1/5本
- ミニトマト 6個
- A(マリネ液)[オリーブオイル大さじ2、白ワインビネガー(または米酢)大さじ1、はちみつ小さじ1、塩ひとつまみ、粗びき黒コショウ適量]
- ディル(あれば) 3本
- アボカド 1個
【つくり方】
(1) 材料を準備する
スモークサーモンは3cmの長さに切る。クリームチーズは9等分ずつに切る。タマネギは繊維にそってスライサーで薄切りにし、水に約5分さらして水気を絞る。ニンジンはスライサーで薄切りにしてからせん切りにする。ミニトマトは縦半分に切る。
(2) マリネ液をつくる
大きめのボウルにA(マリネ液)の材料を入れ、よく混ぜる。
(3) 順番にあえる
タマネギとニンジンを加えてあえる。
<ポイント>
うま味がある具材、味がなじみにくい具材は先にあえる。
クリームチーズ、ミニトマト、スモークサーモンを加え、よくあえる。ディル2本の葉を摘(つ)みながら加え、さっとあえる。
<ポイント>
次に味がしっかりしている具材(味つけなしでも食べられる具材)をあえる。
(4) 冷やして味をなじませる
ラップを密着させるようにかぶせ、冷蔵室で1時間以上おく。
<ポイント>
1時間~半日、冷やして味をなじませる。時間がないときは省略してもOK。
(5) 仕上げる
アボカドは1.5cm角に切り、(4)に加えてよくあえる。器に盛り、ディル1本の葉を摘みながら散らす。
<ポイント>
変色しやすい具材は食べる直前にあえる。
マユミリオンさん初の著書『フランス仕込みの気取らないおうちごはん』(扶桑社刊)では、食べた人に必ず「つくり方教えて!」と言われる、とっておきのレシピをご紹介。テーブルで存在感たっぷりの主役級マリネや、手づくりドレッシングがおいしいサラダ。天板に具材を並べて焼くだけのオーブン料理、お店みたいな本格ピザ…。普段の食卓からホームパーティまで役立つ、“おもてなし家庭料理”が満載です。
※ 本記事は、『フランス仕込みの気取らないおうちごはん』より一部を抜粋し、再編集しています
