暮らしのなかでデジタル化が進んでいるとはいえ、紙ベースで家に入ってくる書類は意外と多いもの。「捨ててしまうのは不安だから」とすべての書類を残していくと、大事な書類がどこに行ったのか分からなくなってしまうことも。ESSE フレンズエディターで、整理収納訪問サポートをしているライフオーガナイザーのさいきかよこさんには、一男一女のお子さんがいます。どんどん増える書類の捨て&管理方法について語ります。

収納ケースでカラーボックスを仕切ってつくった、書類を管理するための「個人ポスト」
カラーボックス&収納ケースで「個人用ポスト」が完成!
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「個人用ポスト」の習慣化で、書類管理がラクに

カラーボックス(個人ポスト)に、帰ってきたテストを入れている
紙類はまず人別にポストへ。混在防止の第一歩

家族が多いほど、書類の種類や数は増えてくるもの。家族それぞれ、必要な情報が違うのでだれかが一括管理するというのはなかなか難しいと思います。わが家では1人に1つ「個人用ポスト」をつくって以来管理が格段にラクに。家に入ってきた書類の第一段階、「人別に分ける」ということをスムーズにクリアできるようになりました。

ポストといっても、カラーボックスに収納ケースという、いたってシンプルなスタイル。ひと目で見てわかりやすいよう、収納ケースに名前の書いたラベルを貼っています。郵便物はもちろん、学校から持ち帰る保護者へのおたよりや子どもたちからの手紙なども、読んで欲しい人のポストへ各自が入れていくというシステムです。書類ラックでは、持ち帰ったテスト類やおたよりが多いとき、また厚みのある封筒入りの書類があるときにかさばって入りきらないこともあるため、子どもたちでもサッと入れやすいように収納ケースに入れるスタイルを採用しました。

1日1回のチェックを家族でルーティン化

カラーボックスに入っている書類
各自のタイミングでポストの中身を確認

家のポストと同様、個人用ポストも1日1回中身の確認をするように。確認のタイミングは全員別で、帰宅後・寝る前・宿題後など各々のタイミングで中身をのぞいています。必要だと思うものは、各自がそのままポストに残していることも。中身があふれそうになったら見直しのタイミング。残している理由を確認し、不要になったものは手放すように。また、学校からのお便りなどは私が見た後、夫のポストに入れておき情報を共有しています。

しかし、例外として学校への提出書類に関しては、提出もれがないよう子どもたちのポストには入れずに直接渡してランドセルに入れてもらっています。