3代続く汚部屋生まれ、自身も33年間汚部屋暮らしだった整理収納アドバイザーのぴょりさん。片付いた家で暮らしたことも、親から「片付けろ」と言われたこともなし。自他ともに認める雑な性格だったぴょりさんは、片付けと出合ったことで400kgのモノを手放すことに成功し、現在は「雑でも小ぎれい」な暮らしを実践しています。今回は、片付けとは無縁だったぴょりさんがすすめる、ズボラさんでも簡単にできるキッチンの片付けテクニックを紹介します。
すべての画像を見る(全7枚)雑な人こそ基本に沿って。アレンジ不要のシンプル収納
キッチン収納で強調したいのは、下手なアレンジをせず、フライパンはコンロのそば、鍋はシンク側、カップはコーヒーメーカーの上にといった具合に「使う場所にしまう」という基本の厳守です。雑な人は自己流にアレンジしたがる傾向がありますが、料理という目的が明確な場所では、先人の教えを守り、基本に忠実に収納しましょう。
また、食器棚に置いているのは、お気に入りのケトルとコーヒーメーカーのみ。あとはすべて収納して見えないようにして、常に小ぎれいな空間をキープしています。
パントリーは2本のつっぱり棒で奥まで活用
食品をムダにしがちなズボラさんにぴったりなのが、つっぱり棒を2本使った収納術です。
パントリーに2本のつっぱり棒を渡し、奥の箱を斜めに立てかけて中身が見えやすいようにひと工夫。手前だけではなく、奥の箱に入っている食品までしっかりと確認できるのでフードロスを減らせます。
キッチン収納には半透明ボックス使いが基本
つっぱり棒収納でも話しましたが、食品ロスや使い忘れを防ぐためには、常に在庫の把握ができるかがポイント。そこでおすすめなのが半透明ボックスで、活用するだけで「入れっぱなしで忘れていた」ということがほぼなくなります。
キッチン収納では「中が見える半透明のアイテムを使う」というのが基本ですが、片付けられない人こそまずは基本に立ち返りましょう。