3:ご縁はつながったり、きれたりするのが当然
人間関係は、川の流れのようにうつろうものであり、人生の一時期近づく人もいれば、遠のく人もいるのです。ご縁があればまた仲よくする時期がくるかもしれないので、「みんなと」「いつも」親しくしなければいけないということはありません。すべてをキープしようと思うとパンクしてしまいます。
たとえば昔はがんばっていた趣味があっても、今は興味がなくなったとします。そうしたら自分のなかではもう「旬」ではないので、その趣味に関わる人間関係は、多少疎遠になってもよいのではないでしょうか。
日本人は縁を大事にする感覚が強いように感じます。でも、縁はつながったりきれたりするもの、と考えを変えることで気楽になれるのではないでしょうか。
ひとりの時間も悪くない。ソロ活の自由さもいい
孤独は悪いものではありません。ソロ活という言葉がありますが、50代にもなるとひとりで楽しめる趣味を見つけたり、自分自身と対話する機会を多くとったりするのもよいと思うのです。
セルフケアの一環として、だれにも誘われない自分だけの時間をつくるのも私は好きです。もし今後友人が欲しくなったら、また昔の友人に積極的に連絡をとったり、新しい交友関係を広げていこうと考えています。
惰性で続けている関係を見直すきっかけとして、50代はちょうどよいタイミング。皆さんも一度、知人・友人とのつき合い方を見直してみてはいかがでしょうか。