大きな災害の際には、電気が止まってしまうこともしばしば。そんなときのために、日ごろから備えておくことが大切です。今回は、国際災害レスキューナースの辻直美さんから、停電時に役立つものを教えてもらいました。

イラスト
命をつなぐ電気。停電のための備えとは?
すべての画像を見る(全4枚)

停電は命に関わる!しっかりと備えて

停電時、あたりを照らす光がないと危険ですし、気持ちもふさいでしまいます。また、被災時に「情報」は生命線!

「ラジオやスマホの電池がなければ、情報が得られないし、連絡手段も失います」(辻さん)

照明やラジオ、モバイルバッテリーはさまざまなタイプを複数用意しておくと安心です。

●1:使い勝手のよい「単3形の充電池」

電気
防災アイテムは可能なかぎり1つで複数の用途があるものを選ぶと、収納場所とコストを抑えられる

電池は汎用性が高い単3形をメインに用意。

「写真のものはスマートフォンの充電もでき、さらに付属のアタッチメントをつけるとLEDライトにもなる一台3役の充電池です」(辻さん)

●2:一家に1台あると快適な「ポータブル電源」

ポータブル電源
普段使いがおすすめ!

「避難生活を激変させる」と辻さんが激推しするのがポータブル電源。スマホの充電はもちろん、電気ケトルでお湯が沸かせ、ホットプレートで安全に調理ができます。

「安くはありませんが、普段から使えば十分元は取れます。600~1000Wh程度の容量のものがおすすめ」(辻さん)