忙しいESSE世代。普段、親とゆっくり話をする機会はなかなかないのではないでしょうか。パリ在住のフリーアナウンサーの中村江里子さんもそのひとり。母とのおしゃべりはふたり旅ならではの楽しみだと語ります。そんな中村さんの書籍『次、どこ行く? 星野リゾートをめぐる母娘旅』より、「母娘旅」の魅力と、実際行った「星のや 軽井沢」の思い出を一部抜粋して紹介します。

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中村江里子さんの母娘の大切な時間
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母との旅は、大切にしたい時間です

「あのね、今度の母娘旅、〇〇になりそうなのだけれども日程大丈夫?」と電話口の母に尋ねると、声のトーンが上がって、 「まあ、すぐにスケジュール確認するわね!」と。パリにいる私の元にまで母の“楽しみ~~~~~”という心弾んでいる様子が届きます!

母と私が初めてふたりだけで旅行をしたのは、私が20代の頃フランスへ。かなり遅い私の夏休みに合わせて、母が仕事を調整してくれて一緒に旅行をしました。よく歩き、よく食べ、道に迷ったり、ただ見たかっただけなのに超高級宝飾店でVIPルームにとおされてしまい青くなっている私を横目に、「大丈夫よ! いざとなったら買えないことはないから!」と啖呵(たんか)をきる母を頼もしく思ったり(笑)。

思えば、当時の母の年齢は今の私より1、2歳若いくらい。今の私に、そんな頼もしい発言ができるかどうか?(笑) 日常を離れてのふたりの時間は、いつも以上にいろいろな話をして、お互いの変化を感じ、とてもとてもいとおしい時間なのです。

再度ふたりで訪れた施設もあります。大切な母がとてもうれしそうで…。こういう時間を持てることに感謝しながら、まだまだ“母娘旅”を続けたい!

 「ねえ、ママ、次はどこに行きたい?」
もしかしたら、どこかで私たちのように母娘旅をしている方とお会いすることがあるかも。 想像するだけで楽しい!

食や温泉、アクティビティ、楽しみ方はいろいろあります

2泊3日で滞在のときは、1日目の夕食が、日本料理のメインダイニング「日本料理
嘉助(かすけ)」。2日目は隣接のフレンチ「ブレンストンコート ユカワタン」を予約。どちらも丁寧につくられていて、感激しながら味わいました。

さらに棚田ラウンジのアフタヌーンティーも本当にすてき! このときは、娘も同行
し、母娘三代で過ごしました。

また、お風呂も滞在の楽しみのひとつ。客室のヒバの風呂は窓から外の景色が見えて解放感がいっぱい。ほかにも瞑想入浴ができる「メディテイションバス」、星野エリアの「星野温泉 トンボの湯」が利用できて、温泉好きの母は大喜び。

さらに散策や陶芸ほか、季節のアクティビティもあり、何度訪れてもくつろぎながら、楽しめます。

母と過ごした2泊3日の星のやの旅を写真たっぷりでご紹介します。

のんびり過ごせて施設も大充実

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信州の四季の恵みを盛り込んだ「棚田アフタヌーンティー」は1日1組宿泊者限定。

森

星野エリア敷地内の野鳥の森でネイチャーウォッチング。

風呂

露天風呂付き「星野温泉トンボの湯」。施設内には瞑想入浴ができる「メディテイションバス」も。

お部屋

トリートメントも充実。

ダイニング

メインダイニングの「日本料理 嘉助」。夕食には旬の素材をふんだんに使用した「山の懐石」を。

食事

朝は体にもいい「山の朝食」が供される「山の朝食」は栄養のバランスも抜群の献立!

夜

ライブラリーラウンジは本がいっぱい。

読書

セルフのドリンクコーナーもあり、のんびりとここでティータイムを過ごすこともできる。