仕事や子育てで忙しく、家事の負担を手放したい人の救世主となる「家事代行」サービス。ただ、利用してみたくても最初の一歩が踏み出せないという声もあります。踏み出せない理由のひとつが、「あまりに家が汚いとドン引きされるのでは…?」といった心配も。そこで、家事代行で働くスタッフ3名に、家を訪れた際の本音を語ってもらいました。

家事代行スタッフ3名のイラスト
家事代行で働く3人が本音で座談会(左からWさん、Mさん、Iさん)

散らかっている方が燃えます!きれいすぎると逆に困る…

●Wさん/家事代行歴:6年 おもな担当:掃除、片づけ

大手家事代行サービス会社所属。個人事業主として整理収納サービスも

●Mさん/家事代行歴:6年 おもな担当:掃除、片づけ、整理収納

3年前から個人事業主として活動。掃除をメインに、家事全般を担当

●Iさん/家事代行歴:3年 おもな担当:料理のつくりおき、整理収納

子育て世帯向け家事代行会社で活躍。以前は掃除を担当したことも

Mさん(以下、M):声を大にして言いたいのですが、家事代行を頼むのに「家がきれいじゃなきゃ」なんてことはまったくないです。散らかっていて当たり前、掃除できてなくて当たり前。そのために私たちが行くので。

Wさん(以下、W):きれいすぎると、これ以上どうすりゃいいの? と困ることも。散らかっている方がやりがいがあって燃えます!

Iさん(以下、I):料理で行くときも目の前の作業に集中するので、家の様子なんて正直見ている余裕はないです(笑)。

夏は倒れるほど暑いからエアコンはお願いします!

M:むしろ困ったのは、洗剤がつめ替えられ、どれがなにかわからなかった家。全部同じ容器に似たような洗剤が入っていて、アルカリ性なのか、酸性なのか…。

I:夏場のキッチンは、冷房がついていても倒れそうになるほど暑いので、つくった料理を守るためにも温度は低めが希望です。温度変更を伝えるのは意外と気を使うんです。

M:掃除のときも、リビングは冷房で冷やしてほしいです。浴室やトイレの掃除は暑くてキツいのですが、リビングに移動した際に涼しいと体を冷やせて、生き返るんです。