観光地をたくさん巡る旅行もいいですが、ホテルでゴロゴロする時間もなによりの至福です。「母は家事を見つけて動いてしまうので、ぼーっと景色を楽しめる場所を選ぶ」と語るのは、元祖・節約主婦として知られ、カウンセラーとしても活躍する若松美穂さん。そんな若松さんに、80歳になったお母様との旅の楽しみ方をお聞きしました。
すべての画像を見る(全8枚)母との旅は景色最優先で選ぶ
母との旅は「景色一択」です。なによりも彼女は、富士山、海、朝日に夕日といった自然が大好き。
当日のお天気勝負といったところはありますが、その運任せがまた楽しい。相手の好きなものが決まっていると、こちらも行き先を選ぶのがラクです。
景色がメインですから、できるだけ外が広く見渡せる部屋を選びます。行きつけのホテルニューグランド横浜さんに宿泊するときにも、たいてい窓が2つある部屋を選択。
ホテルに入る前、出たあとは、観光を楽しんだり買い物や散歩をしています。ただ、基本は早めにチェックインして、ホテルのなかでのんびり過ごします。
旅行中は頭と体の開放がメイン
日中から夕刻へ。空が暗くなり始めると同時に、街に少しずつ明かりがつき始めるのを見るのも好きなようです。
部屋の明かりを消して、外の夜景を楽しむことも。
家にいるとつい、母は家事を見つけて動いてしまうので、旅行中は頭と体の開放がメインです。話したいときに話し、寝たいときにうたた寝。好きなときにお風呂に入り、あとはお互いぼーっとしています。
私はその間に仕事をすることがありますが、いつもと違う空間は刺激があるのか、なぜかはかどる。これもうれしい感覚です。