外が急に暖かくなりましたが、「春物を取り出そうにも、去年の服が見つからない…」と悩んではいませんか? ここでは、洋服選びがラクになり、ムダ買いを減らせる「引き出し収納」を紹介します。元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんに伺いました。

引き出しは80%くらいの整頓具合を目指し、ときどき整えます
引き出しは80%くらいの整とん具合を目指し、ときどき整えます
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昔買った服が見つからないなら整理のチャンス

春らしい洋服や薄手の衣類を身につけたい陽気の日が増えてきました。せっかく買い物に出かけるなら、本当に必要なものや欲しいものを購入したいところ。まずは手もちの服を確認してみます。

衣類がいつも整理されていて、パッと見てわかるのであれば問題ありません。ただ、あわてて洋服を取り出したり、出し入れを繰り返したりするうちに、収納の乱れは自然と起こるもの。服が奥に押しやられることや、整理収納が続かない…といったことも仕方ないと感じます。だからこそ、

・もっているはずの衣類が見当たらない
・しまったはずなのに、あるはずの場所にない

と思ったら、引き出し一段から整とんしてみてはいかがでしょう。

引き出しの中が乱れる3つの原因

ゴルフ用のレギンスが見当たらないと思っていましたが、洋服と洋服の間に2本。「よかった!」と思いつつ、定位置に戻します
ゴルフ用のレギンスが見当たらなかったのですが、洋服と洋服の間に2本発見。「よかった!」と思いつつ、定位置に戻します

ハンガーにかかっている服は、全体が見えてわかりやすいのですが、問題は引き出し。引き出しの中が乱れる原因はいくつかあります。

(1) 色ごとに仕分けると、似たりよったりで見分けがつきにくい
(2) ウォークインクローゼットの中が暗くて見えにくい
(3) 広げないと形がわからない

これらの原因を放置していると、出す→広げる→確認する→たたむ→しまう、といった面倒な作業が増えていきます。

引き出しの中身は同じ色でまとめない

写真:同じ色でまとめない

そこで、わが家ではあえて同じ色の服を離して収納しています。また、間違いやすいものはたたみ方を工夫。衿の形、袖の形・裾などがわかるよう収納します。あけたときに見た目がきれいに整理されているのもよいですが、どの服か見えやすいようにしまうのもアリです。