服がいっぱいありすぎて収納がギュウギュウで毎日大変。使える服だけを残してスッキリさせたいと思いながらも、なかなか手放すことが難しいと感じてそのままにしているなんてことはありませんか? そこで今回は、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんが提案する「着ていない服が自然とわかる収納方法」をご紹介します。この方法で、無駄な服を減らし、効果的な収納を実現しましょう。
すべての画像を見る(全5枚)着ていない服がわかる。“あえて”の適当収納
「好む収納方法」というものは人によっていろいろあります。私が「この収納方法って、着ていない服が自然とわかるんだ!」と気づいたのは、夫の収納法でした。
夫はハンガーにかけて干した服をひとまとめにして、クローゼットをあけてすぐのところにかけるんです。「Tシャツ」「ブラウス」などアイテム別に分けて収納していた私は最初、適当だなぁと感じました。
けれど、夫の「いいんだよ。どうせすぐ着るんだから近くにあった方が便利なんだよ」という言葉でハッとしました。夫の収納方法は使用頻度別、つまり「近くにある服はよく着る服」、「遠くにある服はあまり着ない服」になるのです。
着ていない服がわかる収納の3ステップ
「着ていない服がわかる収納」は次の3ステップででき上がります。
●ステップ1:明らかに手放せる服は事前に取り除く
まずはクローゼットや引き出しの中をざっと見渡します。そこで、「これはもう着ない」と即決できる服があれば取り出しましょう。迷う服はそのまま残してOKです。無理に手放す必要はありません。
●ステップ2:服をとりあえず収納
次に服を収納します。
・ハンガーにかける
・畳んで引き出しにしまう
・畳んで棚の上に置く
見た目はキレイでなくても、とりあえず収納してあればOKです。
●ステップ3:洗濯後は「すぐ近く」に収納
洗濯後の服を収納するとき、アイテム別や色別など種類別に分けずに収納します。
・クローゼットの扉をあけたところにかける
・引き出しの手前に収納
・棚に置いた服の上に重ねる
このときに大切なことは、すぐに取り出せるところに収納することです。たとえば、Tシャツとパーカーをハンガーにかけていたなら、扉をあけてすぐの所に一緒に収納します。
この「すぐ近くに収納する」ということを続けると、よく着る服は自然と近くに集まり、着ない服は遠くへ追いやられます。
シーズンの終わりに収納の中を見渡すと、「遠くにある服=着なかった服」であることが一目瞭然。見える化されることで、「これはなくても困らなかった服なんだ」と納得して手放しやすくなります。