テレビ番組やネットニュースでの特集も増加、今注目を集めているスーパーマーケット「オーケー」(俗称:オーケーストア)。ここでは、スーパーマーケット研究家としてテレビ番組でもおなじみのスギアカツキさんが「オーケー」で必ず購入するという、キムチの魅力を徹底解説。さらに、同じく好評を得ている「ロピア」のキムチと食べ比べてレポートします。

オーケー外観
オーケーの外観。「高品質・Everyday Low Price」を掲げている
すべての画像を見る(全7枚)

現金払いがお得!地域いちばんの安さを目指す「オーケー」

オーケーは「高品質・Everyday Low Price」を掲げる激安スーパーマーケット。1958年に東京・上板橋に創業し、現在は関東エリアと関西エリアで157店舗(2024年11月時点)を展開しています。強みは、主に以下の3点です。

●1:現金払いで約3%割引になる

オーケークラブ会員になり現金払いをすると、食料品(酒類を除く)が、本体価格の3%相当額が割引に。

最初に発行手数料として200円(税込)かかりますが、年会費は無料。クレジットカード、交通系ICカード、電子マネー、スマホ決済も可能ですが、割引対象外です。

●2:競合店対抗値下げ

地域いちばんの安値を目指し、同エリア競合店の価格と同額になるように本体価格を値下げしています。

●3:正直すぎる!?オネストカード

家族に教えるようなレベルの商品情報を、「オネスト(正直)カード」として売り場に掲示しているオーケー。

過去の例では、「6月21日から発泡酒が値下げになります。お急ぎでなければ、6月21日までお待ちください」「長雨の影響で、レタスの品質が普段に比べ悪く、値段も高騰しています。暫くの間、他の商品で代替されることをお薦めします」といった、正直すぎる内容も。

つまりナショナルブランドの商品、直輸入商品、オリジナル商品をどこよりも安く提供しているということ。基本的にはどの商品ジャンルにおいても安さを実現していますが、冷凍食品やパンコーナーに行くと、その安さを強く実感できるでしょう。

保存料・増粘剤不使用。超本格派の「キムチ」が絶品

オーケーの魅力はこれだけではないのです。長く通っていると実感するのが、健康への配慮。食品添加物(※)を使用した商品を極力取り扱わず、発色剤などの添加物が使用されている場合は値札にわかりやすく記載されています。激安だからといって、おいしさや食の安全・安心を軽視するようなことをしないのがオーケー流なのです。

※ ソルビン酸カリウム・ソルビン酸(保存料)・過酸化水素・亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)・ EDTAナトリウム・BHA(酸化防止剤)・サッカリン(甘味料)・ 亜硝酸ナトリウム(発色剤)・コチニール色素(着色料) 等

オーケー白菜キムチ
・オーケー 白菜キムチ(420g) ¥523

そんなおいしさと健康への追求によって生まれたオリジナル商品として、私がぜひ紹介したいのが「キムチ」。安さを追求しながらおいしいキムチを探している方に、とにかくおすすめです!

オーケー白菜キムチ
パッケージの外から見ただけでも、本格的な雰囲気が漂います

特筆すべきは、原材料と製造方法にこだわっている点です。製造元は東亜トレーディング。デパートや成城石井で販売されている本格キムチを製造する専門メーカーです。

キムチの主役となる白菜は、茨城県や長野県の契約農家で栽培されたものを使い、漬けこむタレには本場韓国の英陽(ヨンヤン)産の最高品質の唐辛子を使用。辛さや酸味が程よくあり、日本でよく見かけるような甘辛くてとろみのあるキムチとは別物です。

オーケーキムチ成分表
商品裏面に記載されている原材料を確認してみると、保存料や増粘剤はいっさい使われていません

そしてなによりもうれしいのが、保存料や増粘剤をいっさい使用していないこと。

食品添加物が珍しくなくなった今、このこだわりが味にどれほど影響しているか気になりますよね。結論から先に申し上げれば、食べたらすぐにわかるほど、極上なおいしさです。