モコモコのフリースや、よそゆきの服から格下げした部屋着があふれていませんか? 「収納スペースに対して服が多すぎるときは、部屋着から見直してみて」と語るのは、ミニマリストのブロガー・本多めぐさん。夫婦ふたり暮らしの本多さんに、部屋着の手放し方を3つ伺いました。
すべての画像を見る(全5枚)服が多い人は部屋着の片付けからスタート
外出用の服が古くなったり似合わなくなったりすると、「捨てるのはもったいない」と部屋着にする方も多いのでは。その結果、行き場のない服が場所をとってしまいます。服が多すぎて困っている方は、まず部屋着から捨てることをおすすめします。
また、外出着はTPOに合わせて必要な服が変わりますし、仕事着や制服は他人のルールが関係してきます。しかし、部屋着は自分だけのもの。枚数のコントロールがラクですよ。
1:配達員に見られて恥ずかしいと思う服は手放す
部屋着は少し傷んだり汚れが落ちなかったりしても残しがち。気にならなければ使い続けられるので、捨てるタイミングがわかりにくいですよね。
そんなときは「自分を大切に扱う」という基準で服を選別することをおすすめします。たとえば、宅配業者の方や急な来客が来たときに、見られて恥ずかしい服は不要だと考えています。
また、穴や生地の擦れが目立ったり首元が伸びたりと、劣化した服は迷わず処分します。ちなみに、70代の母は穴があくまでは捨てません。そういったやりくりもよいと思うのですが、ずっと続けると家がものだらけになります。穴があく前に「今の自分に合わない服」とは見きりをつけましょう。
●今季の室内着は上下4着に絞った
服を減らすときのヒントとして、室内着は洗い替えが1組、つまり上下合わせて4着あればたりると私は思っています。このくらい捨てても困っていないので、練習だと思ってザクザク捨ててみてはいかがでしょうか。
2:リラックスできない服を捨てる
外出着が着られなくなり、室内着に格下げするのはよくある話です。しかし外出着はくつろぐための服ではないので、着心地が重視されていないことも。生地が伸びなくて動きにくかったり、締めつけるデザインで座るとおなかが苦しかったり…。いくらおしゃれでも、家で着るのに不向きな服は手放しましょう。
着にくい服は袖をとおす回数も少ないはず。室内着にできるものはニットやトレーナー、スウェットなどの動きやすくて快適なものに限定するとよいでしょう。
●価値のある外出着はお直しやフリマアプリを活用
まだ価値があると感じた外出着は、お直しやフリマアプリでの譲渡など、服を生かす方法を探してみてください。生かしたい服と部屋着は別の場所に整理をするとよいでしょう。