家計管理の要といわれる食費。ここを引き締めることは節約への近道です。お金をかけない掃除術が人気で、家事についての著書をもつよしママさんは、2人の子どもを育てつつ、手取り年収420万円で、年100万円以上貯蓄する節約の達人でもあります。その極意は、暮らしの小さなムダも見逃さないこと。
よしママさんが実践している、食費の節約ワザを紹介してもらいました。
難しいことはやらない!ひと手間でできて、買わずにすませる食費節約テク
子どもが大きくなるにつれて増えていく食費。親の舌も年々肥えていきますが、おいしいものって、その分高価になるもの。そればかり購入していると、エンゲル係数はどんどん上昇して節約できなくなるのが悩みでした。お金のことは気になるけれど、味は妥協したくない!
そんな、ワガママなわが家で実践している、食費の節約ワザをご紹介します。市販品を買わずにすませることで、安価に、おいしいものが食べられますよ。
●カレーやシチューのルーを買わずにやりくり
すべての画像を見る(全5枚)以前は、カレーやシチューは市販のルーがないとつくれないと思っていました。でも、ルーがなくても意外と簡単。
カレーはスパイスやヨーグルト、ニンニク、ショウガ、トマト缶などがあれば、ルーを使うよりも本格的に仕上がります。クリームシチューは、小麦粉とバター、コンソメでホワイトソースをつくればOKです。
欲しい分量だけつくれて、余ったルーを保存する手間もなし。より安く、おいしいものをつくることができるようになりました。
工夫次第でどんどん味がよくなるので、外食の回数も減らすことにも成功!
●ペットボトルのお茶はもう買わない
水出し緑茶、水出し麦茶などをつくるのを毎日の習慣にすると、ペットボトルを購入することがなくなりました。つくり方は簡単で、氷水にティーバッグを入れておいておくだけ。タンブラーに移し替えて、外出先に持っていけば、のどが渇いたからとお金を使わなくてもすみます。
水出しでつくるお茶は苦味が少ないので、子どもたちも喜んで飲むようになりました。
●家族全員が毎日食べるヨーグルトを手づくりする
わが家の朝食の定番はヨーグルト。家族全員が毎日食べる分を購入していると、それだけでも食費がかさみます。そこで、ヨーグルトは手づくりすることに。牛乳とカスピ海ヨーグルトの種菌を使用しています。
つくったヨーグルトを少し取り置きして、牛乳と混ぜ、温度管理をして発酵させると再び新しいヨーグルトができるので、低コスト。ヨーグルトメーカーがなくてもOKです。
買うとお高い、生乳100%のヨーグルトがいつでも楽しめますよ。
●週に3回朝食出すパンは自家製に
週に3回は朝食にパンを出すわが家。市販のおいしいパンは高くつきますが、自家製なら、安くおいしいパンが食べられます。おすすめは湯種を使った食パンです。湯種とは小麦粉を熱湯でこねたもの。熱湯で小麦粉(強力粉)を塩とこねた湯種を冷ましてから、パン生地に加えるだけで、モチモチの食パンが焼けます。
どれも、市販品よりも低コストで味がいいので、ストレスなく節約につながります。
また、そのほかに野草を食卓にのせることもあります。ハコベやヨモギなど庭に生えている野草は、立派な夕食の一品に。
災害時に非常食にもなる野草は防災植物でもあり、知っておくといざというときの備えにもなります。毒性があるなど食用できないものもあるので、必ず野草教室などに参加して、専門家から見分け方を教えてもらってから挑戦するようにしてくださいね。
節約にはガマンが必要と思いがち。でも、ほんの少しの手間をかけるだけで、安くおいしいものができあがります。
ぜひ食費節約に役立ててみてくださいね。