100円ショップでも買える手軽さと、アイデア次第でいろいろな使い方ができる「つっぱり棒」。空間を有効に使える収納アイテムとしても人気です。今回お話を伺ったのは、築31年の賃貸マンションで、3匹の保護猫と暮らしているフォトスタイリストのヤノミサエさん。つっぱり棒を使って暮らしの「困った」を解消しているヤノさんに、便利な使い方を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全8枚)「バネ式」のつっぱり棒なら安価で手軽
つっぱり棒は「バネ式」と「ジャッキ式」の2種類があります。上の写真は100円ショップで購入した「バネ式」のつっぱり棒ですが、長さや耐荷重によって100円~500円とお値段が変わります。
「バネ式」は耐荷重が少ないことが多く、重いものがつるせないというデメリットがありますが、安価で手軽なので取り入れやすいのがメリットです。
1:部屋干し用の物干し
洗濯物は部屋干し派の私。床に置くタイプの「置き型物干し」を使っているのですが、何台も置くと室内が狭くなるのが悩みでした。そこで、天井近くの空間を物干しスペースとして活用。バネ式のつっぱり棒を渡すだけで、立派な物干しスペースが完成しました。
早く乾かしたいときは、下からサーキュレーターで風を送って乾かします。高い位置に洗濯物を干しているからこそできる方法です。耐荷重が少ないので、つるす洗濯物の量は2~3枚にするなど気をつけています。
丈の長いワンピースやパンツなどを日中に部屋干しすると、さすがに通路なのでジャマになりがち。丈の長いものは夜に洗濯をして寝ている間に乾かせば、通路に干してもジャマになりません。日中お仕事に行かれる方なら、留守の間に干すといいですね。
つっぱり棒は渡したままですが、目線より上の位置になるので、さほど視界にも入らず気になりません。
2:引き出しの中を仕きる
散らかりがちなキッチンの引き出しですが、中を短いつっぱり棒で仕きることで、倒れやすい袋物などもスッキリ収納できます。
つっぱり棒はファイルボックスと同じような使い方ができると覚えておくと、便利に使いこなせますよ。
3:倒れてくる絵本のストッパー
子ども向けにカラーボックス収納の提案をした際、上段に本棚をつくりました。つっぱり棒を使ったことで本が倒れることなく、表紙を見せて収納することができました。