海外生活をすると、買い物で日本と同じ名前の商品を見つけても、見慣れないサイズや色、形態に驚くことも。50代でスペインに留学中のRitaさんも日本との違いに驚かされましたが、今ではすっかり慣れたそう。今回は“スペインにもあるけど日本とは少し違うもの”について、食材を中心に紹介してくれました。
すべての画像を見る(全8枚)大きくてびっくり!野菜のサイズ感
ニンジン・タマネギ・ジャガイモ…日本で見かける一般的な野菜はスペインでも同様にそろいますが、そのサイズに仰天することがあります。ナスの直径はキャベツの直径と変わらず、太さも日本の2~3倍、手のひらを広げてギリギリ持てる大きさ。ピーマンやパプリカも500mlのペットボトルを持っているような存在感があります。
大きいからこそ、ナスはオーブン料理時にお皿のように使えたり、ピーマンの肉詰めは1つでもボリュームたっぷりのものができ上がります。
一般的にサイズが大きいと味わいが心配されることがありますが、スペインの野菜は大きさに関わらず満足できるおいしさです。またグラム売りで1個単位の購入が可能のため、見慣れない商品で不安があるときは、お試しに1個だけ買えることも好都合です。
スペインの卵は加熱調理向き
スペインの生卵は茶色、また売場でも家庭でも常温保存が適していると言われています。生卵は洗浄されずに販売されているのですが、これは欧州の食品衛生基準により、洗うことではがれてしまう保護膜を維持するためだそうです。日本の卵は洗浄殺菌後に販売され生食向きですが、スペインの卵は加熱調理が基本です。
生卵…食べられないと思うと食べたくなるものですが、スペインではオムレツや目玉焼きを楽しみ、卵がけご飯は帰国時の楽しみのひとつにしたいと思います。
タコは高級食材。なぜか特別扱い?
肉や魚は市場で量り売りされているものもありますが、スーパーでは500g前後のパック売りが人気です。魚介類ではサケ・白身魚・エビ・イカが豊富。
でもタコだけはなぜか特別扱いで高級食材の冷蔵棚に陳列され、防犯タグまでついているんです。値段は1パック10ユーロ程度(約1600円)。サケは4切れで1100円程度ですので、タコだけ極端に高いイメージではないのですが…スペイン料理のアヒージョや炒め物にタコがよく使われているので、大切なイメージなのでしょうか?