団地暮らしはメリットがたくさんありますが、物件によっては古さが気になることも。「それでも、工夫しだいですてきに見せられます」と話すのは、建築カラープランナーの野村恭子さん。野村さんは築43年の団地に暮らし、プチDIYで部屋を快適に改造しています。今回は、マステとペンキで簡単にできるテクニックを教えていただきました。

築43年とは思えない野村さんの自宅
築43年とは思えない野村さんの自宅
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古く見える原因は、「巾木」と「廻り縁」

リビング

築年数が経過している団地は、きれいに清掃されていてもどこか古臭さを感じてしまうことも。野村さんによると、その原因は「巾木」(はばき:壁と床の境目に取りつけられる部材)や「廻り縁」(まわりぶち:壁と天井の境目に取りつけられる枠)です。

「古い物件はこれらが壁の色と異なり、浮いてしまっておしゃれに見えないことがあります。同色だったとしても、ペンキがはがれていたり傷んでいる場合は同様です。リノベやリフォームで壁紙を貼り替える場合もありますよね。もし悪目立ちしてしまったら、それを隠すか同化させてみましょう」