お気に入りのニットは、キレイに長く愛用したいもの。ここでは、自宅でできる毛玉の取り方や洗濯術、伸びないハンガーのかけ方など、ニットが長持ちする「正しいお手入れ方法」をご紹介。クリンネスト1級のせのお愛さんが解説します。
すべての画像を見る(全10枚)着用後のニットは脱いですぐに畳まず、平らに広げる
一日着たニット、脱いだらまず平らに広げて、においや湿気をとりましょう。キレイに長く着用するために、このひと手間は欠かせません。
このとき衣類用ブラシでブラッシングすれば、毛玉の予防になりますよ。ただし、強くこするのは逆効果。優しく毛並みを整え、表面のホコリを払うようにブラッシングしてくださいね。
一度着たら2~3日は休ませて、毛玉を軽減
ニットは着用回数が増えるほど、摩擦による毛玉や傷みが出やすくなります。とくに、ウールやカシミヤなどの天然素材のニットは繊細なので、一日着たら2~3日は休ませるようにしましょう。
毛玉ができてしまったら、放置せずすぐにケアを。小さなハサミを使って、表面の毛玉だけをうすく切り取っていきます。切りすぎると穴が空いてしまうので、慎重に少しずつ行ってくださいね。
ニットを洗うのは1シーズン2回程度にする
ニットは摩擦に弱いため、頻繁に洗濯するのはNG。「においや汚れが気になったとき」、「衣替えのとき」の2回を目安にするとよいですよ。洗う際には、洗濯表示の確認を忘れずに!
型崩れを防ぐため、必ず洗濯ネットに入れてください。ネットのサイズは、たたんだニットがちょうど入るくらい。洗剤は「おしゃれ着洗い用洗剤」を使用しましょう。
手洗いする場合は、やさしく押し洗いが基本です。洗濯機の場合は、弱水流で洗います。型崩れを防ぐため、脱水は1分程度にして、洗い終わったらすぐに干すようにしましょう。