ガサガサ肌に、保湿剤をこまめに塗ることはうるおいケアの基本。でもせっかくなら塗り方のコツをマスターして、もっとしっとりすべすべの手指になりたいですよね? 今回は部位別に、荒れ肌を効果的にケアする保湿剤の塗り方をご紹介します。皮膚科医の横井彩先生に教えてもらったので、ぜひ参考にしてみてください。
すべての画像を見る(全5枚)指先や関節回りは重点的に塗って
手でとくにしっかり塗ってほしい部分は?
「よく使う指先やシワが目立つ関節部はこまめに塗って。指先のベタつきが気になるときは、関節と関節を合わせる塗り方でもOK」
ハンドクリームを手全体に伸ばしたら、かたくなりやすい爪の根元をマッサージするように、クリームを塗り込んで。
ハンドクリームを関節の上にのせ、左右の関節同士をこすり合わせるように、関節のシワにクリームを塗り込む。
肌のきめに沿った「横塗り」で優しく塗って
塗る「方向」もじつは重要!
「保湿剤は肌のきめに沿って塗ると、より浸透しやすくなります。腕や脚なら肌のきめやシワに沿って横方向に手を滑らせて塗る“横塗り”を」
腕に保湿剤を塗布したら、反対の手のひらで腕を優しく押さえ、横向きに手を動かしながら塗って。脚も同様に。
強くこするのはNG
肌を縦方向にこすりながら塗るのは、皮膚への刺激が強くなりがちで、肌荒れの原因に。押さえる程度の圧で優しく塗って。
お風呂の中で塗ると忘れにくくておすすめ
パジャマを着ると保湿剤を塗るのが面倒に…。
「そこでおすすめなのが、浴室や脱衣所に保湿剤を置いて、着る前に全身に塗布すること。習慣にすれば塗るのを忘れません」
濡れた肌に塗って乾燥を防ぐ。
Q.リップを塗っても乾燥する唇…正しい塗り方を教えて!
A.唇は「にっこり塗り」でシワの奥まで
「『イー』と唇のシワを伸ばすようにっこりしてから、荒れている部分にまで行き渡らせるように、リップクリームをたっぷり塗って。手指と同様にこまめに塗ることも大切」
口角を上げるように唇を横に「イー」と伸ばしたら、リップを唇のすみずみにまで塗る。
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