アニメ『ドラえもん』のスネ夫役をはじめ、『鬼滅の刃』の不死川実弥役や『PSYCHO-PASS』狡噛慎也役など、話題作に多数出演し、俳優としても活躍している声優・関智一さんの暮らしのエッセイ。今回は関さんの「2025年の目標」についてをつづってくれました。

関智一さん
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関智一さんの2025年は「健康第一」で!

明けました。ようこそ、2025年、待ってましたよ! いやぁ、早くも令和も“7年目”になりましたね。

「れいわ~? なんだかしっくり来ないなぁ」。なんて言ってたのもつい最近のことのように思えますが…人は慣れていくものであります。

そしてすでにお正月ムードは過ぎ去り、通常運転な日常へと戻っていく世の中。もちろん僕も、アフレコやお芝居のお稽古やらと慌ただしくも楽しい日々へと戻って参りました。

年末年始はと言いますと、さっそく体調を崩しまして…お鼻をズルズルさせながら熱も出ちゃったりと辛さを感じつつのスタートとなりました。

お休みになると気が抜けて体調不良。

経験ある方も多いと思いますが、このよくあるパターンはなんでしょうね? とにかく、ご迷惑をおかけした皆様には大変申し訳なく思っております…。改めて、今年の抱負は「健康第一! 元気に過ごす!」かしらね。ですが、まぁ。健康は大前提と致しまして。

芸歴30年目。自ら“天才”と言い続けた理由

じつは昨年末、京都・嵐山の芸能で有名な車折神社さんに玉垣を奉納させて頂きまして…せっかくなら芸能に関しても明確な目標をもとうと思った芸歴30年目でございます!

「今までもってなかったんかい!」というツッコミは置いといてくださいね。自分で言うのも少し恥ずかしい気がしますが、じつは僕って謙遜しすぎちゃうところがあるんですよ。基本的に過小評価気味。

「いやいや嘘でしょ~(笑) 」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に本当、本当なんです。褒められても素直に受け取れないといいますか…。

「そんなことないんです、そんな大した人間じゃありませんから…」と引いてしまうといいますか。そんな風なので、なんとなく反応も悪くなってしまい、がっかりさせてしまうことも少なからずあるわけで…。

「あぁ、せっかく褒めてくださってるのにぃぃっ! ううぅ…」と、内心では小躍り状態で喜んでるんだから、笑顔でにっこり「ありがとうございます♪」とか言えたらかわいいのにねぇ。

分かってはいるんですけど、ね。ESSE読者の皆さんのなかにも、そんなタイプでお悩みの方がいらっしゃるんじゃないでしょうか?

こんな性格にやり辛さを感じていた僕は、僕なりの改革として自ら天才と名乗り(笑)、少しでも「関智一」に自信をもたせ、キャラ変に勤しんできたわけであります(笑)。

その甲斐あってか…「僕だってできるんだ! 凄いんだ! がんばってるんだ!」と自分を鼓舞し、徐々に自信を持ち始められたわけです。

もちろん驕(おご)ることはなく、初心は忘れずにね。←ここ重要ですよ、太字です(笑)!

お芝居が楽しくて、お仕事がうれしくて、ただただ夢中だった頃の気持ちを忘れたらダメです。いつでも新鮮フレッシュな気持ちで、謙虚にいなくちゃ。気持ちはいつでも1年目!

ただ、たまには「僕ちんスゴイ~天才~最高~」と自分を褒め称えてもいいかな? と思い始めた、ということであります。