昨年末にドイツを訪れた際、季節の風物詩と言えるイベントに足を運んだ木幡美子さん。「飲食店がたくさんあるのに、ゴミが少ない」と、ドイツならではのエコな工夫に感心したそう。その様子をSDGsの視点でレポートします。併せて、現地で発見したおいしいグルメもご紹介。
すべての画像を見る(全12枚)ドイツの年末の風物詩「クリスマスマーケット」とは?
昨年末にドイツに行ってきました。ドイツではクリスマスの1か月程前から町のあちこちでクリスマスマーケットが開かれています。その数、3000か所以上! ドイツに暮らす人はもちろん、ヨーロッパの多くの人にとって特別なイベントのようです。
クリスマスマーケットというのは、言ってみれば出店のようなものが立ち並ぶ日本のお祭りに近いものですが、規模が違います。大きなツリーやメリーゴーラウンド、観覧車まで設置されています。
食べ物だけではなくクリスマス雑貨やクッキーをつくる道具、木製品、アクセサリーなどさまざまなものが売られています。どれもかわいくて、ついつい買いたくなってしまいます。
マーケットの定番「ホットワイン」に、エコな仕組みを発見
飲食の種類も豊富で、なかでも定番なのは「ホットワイン」です。ドイツでは「グリューワイン(Glühwein)」と呼ばれていて、スパイスやオレンジ・レモン、砂糖やはちみつなどを入れて温めたワインのこと。
夜になると氷点下になることもあるこの時期のドイツ。家族や友人とマーケットにやってきては、みなこの温かいワインを飲みながら楽しそうに談笑しています。「これぞヨーロッパの冬!」という感じがします。
私もさっそく買ってみました。まずカップがかわいい!
このカップ、その場所ごとに地名、オリジナルな絵柄や年号が入っていて、それを比べてみてお気に入りを見つけてみるのも楽しみのひとつ。
私のような観光客はせっかくなので記念に持って帰りますが、約1か月の期間中、何回も来ては飲む人はどうするのか気になっていました。
●ホットワインのカップは返却可能!約半額のキャッシュバックもあり
なんとカップを返却すると、その場でキャッシュバックされる仕組みになっていました。しかも5ユーロ、880円も!(1ユーロ=160円で計算)ワイン自体はだいたい9~10ユーロくらいでした。
返却されたカップは期間中何度も使われるのでエコ。もしこれが使い捨てカップだったら、マーケットはゴミであふれていたでしょう。結局3種類を購入。かわいくて限定のオリジナル陶器にすることで、ムダとゴミを減らしていたのです。合理的な仕組みに感動。