毎日がんばって片付けているのに家族がどんどん散らかして…とお悩みの方は多いですよね。整理収納アドバイザーの大熊江美子さんのお宅でも、せっかく決めた定位置に家族が戻してくれず悩んだことがあるそうです。大熊さんが試してみた片付けのプロセスと、うまくいくようになった方法を語ります。
すべての画像を見る(全6枚)家族はもちろんですが、私自身も元々片付けは苦手。使ったものを元の収納場所に戻せないズボラな人間です。とはいえすっきりした暮らしへの憧れは強く、なにも置いていない洗面台を実現するために色々な片付け方法を試してきました。
序章~定位置は決めたのに元の場所に戻せない~
ものの「定位置を決める」といいと聞いて、洗面台の鏡裏の収納の中にすべて収納できるように整えた私。ただ、家族がそこに戻してくれるかというと…まず戻してくれません。
当時の様子を再現してみた様子がこちらです。洗面台のいたるところにものが出しっぱなしになっています。
収納棚の中でも、ものの位置を変えたり収納用品を変えたり、いろいろと試しましたが、なかなかうまくいきませんでした。
わが家で出しっぱなしになるのは、コップ、歯磨き粉、スキンケア用品、クシや髪ゴム・リボンなどのヘア用品がそのままになっている確率が高いです。
対策1~よく使うものは収納せず、あえて「出しっぱなし」に~
なにもないすっきりした洗面台への憧れはありますが、家族が元の場所に戻さないことで片付けの手間がかかるのであれば、いっそ出しっぱなしにするのもひとつの方法だと思うことにしました。
コップはセリアの「かけられる洗面コップ」をかけて収納。その他のものは洗面台横にある洗濯機にマグネットの棚を取りつけて、すぐ手に取りやすい位置に収納することにしました。
出しっぱなしのため、すっきりきれいとは少し離れていますが、無造作に置かれたままになっているよりずっときれいに見えると感じました。
敗北~手に届く場所に収納があるのに戻さない家族~
しかし! 手を伸ばせば届くほど近くに収納場所があるのに、家族は元の場所に戻さず、スキンケアクリームが洗面台に置かれることばかり…。