ものを少なくしてスペースを広げ、キッチンをより使いやすくするためのアイデアを紹介します。教えてくれるのは、400軒以上の片付けをサポートし、片付けについての著書もある整理収納アドバイザー・Fujinao(フジナオ)さん。賃貸暮らしでキッチンが狭かった頃に試行錯誤し、現在も実践しているというキッチン用品の代用術について語ります。
すべての画像を見る(全7枚)1:トースターは魚焼きグリルで代用
元・転勤族の私。夫の転勤に帯同していた10年間は賃貸の狭いキッチンに悩み、アレコレと工夫をする毎日でした。
キッチンは道具の数が多いうえに、作業場所を確保することも大切です。そこで私が重視していたのは「代用できるものを駆使して、極力道具の数を減らす」ということでした。
たとえば、トースターはキッチン備えつけの魚焼きグリルを活用することに。トーストもカリッと焼き上がりますし、魚のにおいがついたりすることもありません。
現在暮らす家ではコンロにタイマー機能がついたので、さらに便利になりました。
※ トーストを焼く際には、魚焼きグリルの取扱説明書に従って使用してください
2:フライパンでもおいしいご飯が炊ける
もともとは炊飯器の細かいパーツを洗うのがイヤで始めたフライパン炊飯ですが、炊飯器分のスペースがなくなることで、作業場を広く取れるようになりました。
炊飯の手順もシンプルです。水につけておいたお米を火にかけ、沸騰したらフタをして弱火で10分炊くだけ。火を消して10分間そのまま置いておけば、蒸らしも完了しておいしいご飯が炊けます。
3:食洗機を水きりカゴとしても兼用
賃貸時代はすえ置き型の食洗機を、現在は備えつけの食洗機を、食器を手洗いしたときの水きりカゴとしても活用しています。
食洗機使用中や食洗機に入りきらないときには、キッチンタオルとステンレスのカゴを簡易的な水きりカゴにしています。