忙しいときにあると助かる「冷凍うどん」。電子レンジなど簡単調理で、なんでこんなにおいしいのか…その答えを探るため、『カトキチさぬきうどん』を製造する、テーブルマーク「魚沼水の郷工場」にESSEonline編集部員が行ってきました!

簡単につくれる「冷凍うどん」。その秘密は…?
簡単につくれる「冷凍うどん」。その秘密は…?

『カトキチさぬきうどん』の魅力とは?

今年で50周年を迎える、テーブルマークの『カトキチさぬきうどん』は、1974年に香川県の名物「さぬきうどん」のおいしさを届けたいという想いから発売を開始。2020年にはなんと年間製造食数6億食を達成し、売り上げのトップシェアを堅持しています。

その魅力は大きく2つ。さぬきうどんならではのしっかりとした強いコシともちっとした弾力のある食感が楽しめること。そして、電子レンジを使っておいしいうどんが簡単に完成するという点です。

電子レンジで3分半(500W)で調理可能。もちろんゆでて食べてもOK
電子レンジで3分半(500W)で調理可能。もちろんゆでて食べてもOK

時間がない日でも簡単に調理でき、洗い物も少なく一石二鳥。生麺タイプに比べて賞味期限が長いのも、ストックしやすい特徴です。

気になるのは、なぜつくりたてのおいしさがキープできているのか? というところ…。その答えはズバリ製造工程にありました。

おいしさの秘密1:品質のよい水

工場内部

今回訪れた新潟県魚沼市に位置する「魚沼水の郷工場」は、2010年に操業を開始。敷地面積は6.1haで、これは東京ドーム1.3個分に相当する広さに当たります。

※ 1食増量商品は期間限定で販売
※『カトキチさぬきうどん』の1食増量商品は期間限定で販売

ちなみに、「魚沼水の郷工場」でつくられているのは、“パックごはん”の『国産こしひかり』と『カトキチさぬきうどん』の2つ。パックご飯は1時間に1万6000食/1日32万食(1日20時間稼働の場合)、冷凍麺はなんと1時間に6万9000食/1日124万食(1日16時間稼働の場合)つくられているというから驚きです。

そして、「良質な水」が使えるのもここ魚沼ならでは。魚沼市の水は、八海山などの山々の雪解け水が地下で自然にろ過されてできた、まろやかでおいしい水です。これが、うどんをゆでるにも、ご飯を炊くのにも大変適しているため、おいしい製品ができあがります。

 テーブルマーク『カトキチさぬきうどん』の
おいしさの秘密をもっと探る!

おいしさの秘密2:こだわりの「職人技製法」

『カトキチさぬきうどん』の秘密は、おいしさをしっかりと閉じ込めたこだわりの製法にもあります。本場のさぬきうどん職人が手でつくる工程を、最新の機械技術で忠実に再現。そのうえで、急速凍結を行っているので、レンジ調理でも本格的な味わいを楽しめます。

●生地をつくって、のばす

ミキシング

(1) ミキシング

うどんの原料は小麦粉、塩、水といたってシンプル。材料を真空状態で混ぜ合わせることで、小麦粉と塩水がなじみやすくなって良質な生地が完成。また、しっかりと練り上げることで、うどんの「コシ」に大きく影響するグルテンを十分に引き出します。

(2) 圧延

帯状にまとめた生地に適度な圧力をかけ、ていねいにしっかりと鍛えることで強いコシ(弾力)が生まれます。

(3) 熟成

鍛えた生地を休ませます。熟成させる(寝かせる)ことにより、生地にかかったストレスを緩和します。

(4) 圧延

圧延

うどんの厚みになるまでていねいにのばしていきます。さぬきうどんの職人さんの手打ち製法と同様に何度ものばすことで、生地の表面がなめらかになり、つるみのあるうどんに。

●生地を麺状にカット!

(5) カット

テーブルマークでは、麺の幅と長さが一定になり、一度に切り出すことができる「スリッター」と、「包丁切り」と呼ばれる2つの方法で切っています。

カット

つゆの絡みとのどごしは、麺の切り方で決まるため、「包丁切り」では包丁で一本一本ていねいにカット。そのおかげで、ゆでたときに麺の角が立ち、くびれた形が完成。つゆののりがよくなります。

●麺をゆでて冷却

(6) 大釜ゆで

大釜ゆで

お湯をたっぷり張った何層もの大釜を移動し、麺をゆでます。大釜で泳がせるようにゆでることで、麺にストレスがかからず、ねじれの少ない、表面がなめらかでつるっとしたのどごしのよいうどんになります。

(7) 冷却

冷水で一気にしめることで、粗熱を取り、コシの強さを引き出します。

●麺を冷凍する

(8) 急速凍結

冷却した麺はムラなく冷凍されるように、形・厚みを整えて1食分ずつ計量。トレーにいれたあと、急速凍結します。

急速凍結

ゆでたてのうどんは、外側と内側で水分率の差があります。じつは、これこそがコシが強く、うどんがいちばんおいしい状態! この水分率のまま急速冷凍することで、おいしさを閉じ込めて麺の最高な状態を保ちます。

急速凍結されたうどんは、その後、金属探知機などの機械で安心・安全を確認してから個包装に。厳しい検査に合格したものだけが出荷されるというわけです。

ほかにも食事をうれしく、食卓を楽しくする冷凍食品が満載!

1食増量商品は期間限定で販売
※ 『カトキチさぬきうどん』の1食増量商品は期間限定で販売

実際に工場を見学したことで、『カトキチさぬきうどん』には、テーブルマークのこだわりとさまざまな技術がつまっていることを発見。食事をうれしく、食卓を楽しむための「おいしいものを届けたい!」という想いこそが、“おいしさ”の秘密でした。

テーブルマークでは、冷凍うどんやパックご飯のほかにも、冷凍お好み焼きシェアNo.1の「ごっつ旨いお好み焼」をはじめとする、忙しい日でも手軽に家族でおいしく楽しめる冷凍食品がラインナップ。どれもこだわりがつまった製品なので、ぜひ見かけた際は一度食べてみてくださいね。

テーブルマーク『カトキチさぬきうどん』
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問い合わせ先:テーブルマーク https://www.tablemark.co.jp/