大掃除を前に、ものを減らしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。ESSEフレンズエディターのメンバーで整理収納コンサルタントの奥田明子さんは、仕事の際に「片付けの情報がSNSなどで簡単に手に入る分、かえってなにをしたらいいのかわからず、あと回しになってしまう」という声をよく聞くそうです。今回は、ものを減らしたいけれどなかなか重い腰が上がらない方へ向けて、手を動かす前にやるべき3つのことを紹介します。

自宅のリビング
自宅のリビング。築16年で古くなってきましたが、家を大事に暮らしています
すべての画像を見る(全3枚)

まず、なぜものを減らしたいのかを考える

ものを減らしたい、いつかやらなきゃいけないと思っていてもなかなか一歩が踏み出せないという方には、「そもそもなぜものを減らしたいのか」から考えることをおすすめしています。なぜなら、理由が明確な方が、確実にものの整理が進むからです。せっかく忙しい中で見直すのなら、途中で挫折せずに成功したいですよね。

理由はなんでもいいんです。たとえば「これからの自分のために快適に暮らしたい」「子どもに迷惑をかけたくない」「趣味のものを置く場所を整えたい」など。

まずは、ものを減らしたい理由から考えてみませんか?

ものの整理をした未来・しない未来を考える

整理収納したキッチン
このままじゃしんどいと思い、整理収納したキッチン

ものを減らすための理由を考えても、片付けの意欲が上がらない…そんな方は、片づけ後の未来、または片付けないでいる未来を考えてみてください。

ものを整理するモチベーションは「これからの未来のためのワクワク」か「このままじゃしんどいか」だと思います。私自身、今から12年前に、ものが片付いていないことから「このままじゃ暮らしがしんどくなる」と思い、整理収納を学びました。その後、コツコツと家の中を見直して現在に至ります。

片付いた先の明るい未来を想像する、逆に片付けないままの暮らしづらい状況を考えると、やる気が上がるのではないでしょうか。