新年は片づけを見直すチャンス。普段は手をつけづらい大物家具や寝具も、この機会に改めてみませんか? 「ずっと畳の上に布団を敷いていましたが、膝を痛めたことをきっかけに、畳からフローリングにDIYして、布団からベッドに替えたら、大正解でした」と語るのは、築40年の一軒家に夫と息子と3人で暮らす66歳のシンプル暮らしの達人・pocohahaさん。ここでは、pocohahaさんに60代の寝具事情についてお聞きしました。

寝室
pocohahaさん宅の寝室

ベッドにしたら膝がラクになり、湿気も改善

ずっと畳の上に布団を敷いていましたが、膝を痛めたことをきっかけに、畳からフローリングにDIYをして、布団からベッドに替えました。

ベッドは立ち上がる動作の負担が少ないし、毎回布団を畳んで押し入れに収納する必要がないので、膝がだいぶラクになった気がします。

寝汗による湿気で寝具がじめじめしやすい問題も改善しました。

私が選んだのはキャスター付きの折り畳みベッド。ひとりでも動かせるため、窓際に運べば簡単に布団やマットレスを日光に当てることができます。

重い布団やマットレスをベランダまで運ぶ労力がいらないし、花粉の季節など頻繁に外で干せない時にも便利です。日光を当てている間に床掃除をすれば、障害物が少ないのでスムーズに終わります。将来を考えて、電動リクライニング機能がついているものを選んだこともポイントです。

体の負担が減り、シーツの数も最小限に

スペースを有効活用したいのであれば、畳んで収納できる布団の方が優れていますが、わが家では寝室は寝室としてしか使わないので、体への負担や家事ストレスの軽減を優先しました。

ちなみにシーツは家族3人とも同じもので、人数分プラス1枚をローテーションしながら使っています。同じものを使うことで、洗い替えの枚数を最小限にすることが可能です。

60代、健康のためにはお金をかけていい

マットレスは水で丸洗いできる、トゥルースリーパーの高反発タイプを選びました。
低反発タイプと比べて体の沈み込みが少なく、寝返りしやすいので気に入っています。枕は同じメーカーの肩が凝りにくい『セブンスピロー』を愛用中です。私にとってはなかなか高価ですが、睡眠は健康の源。安眠のための投資は惜しみません。

pocohahaさんの暮らしを娘のponpocoさんがつづった書籍『66歳、まずやってみる。人生を愉しむシンプル暮らし』(ponpoco著・扶桑社刊)では、pocohahaさんが50~60代で行った工夫を紹介。インテリア、料理、家事、ファッション、美容、実家の片づけ、人間関係など、生活全般について掲載しています。

66歳、まずやってみる。人生を愉しむシンプル暮らし

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