郵便料金の値上がりのニュースで、「年賀状やめたい」と感じることも。一方で、50代60代など大人世代からは抵抗もあるようです。50代でESSEonlineライターのフネさんは、ハガキの年賀状が当たり前の頃から、送る枚数を減らそうと試行錯誤してきたそう。「でもなんといってもこの世代、相手に失礼にならないように、失望されないように、気分を害さないように取り組んできた」と話します。ここでは、フネさんがハガキの年賀状をやめて代わりに取り入れたLINEでの新年の挨拶について詳しくレポートしてくれました。
すべての画像を見る(全4枚)年賀状をやめたい50代、本音と考えたこと5つ
年賀状を出すのが当たり前で育った私たち世代。やめたくてもなかなか抵抗があるかもしれません。ただ、聞いてみると意外とそうでもない意見がありました。そこで、私の本音と考えたことは下記のとおりです。
●1:50歳を境に人間関係を整理して身軽に生きたい
今後つき合うのはすでに繋がっている友人だけでいい。実際に会うことのない年賀状だけのつき合いは今後も会う手段も機会もない、という意見が聞かれました。
普段から会える人とは年賀状のやりとりはなくてもいいと、割とさっぱりしている人も。
●2:学生時代にLINEがない世代だから連絡先が分からない
年賀状からLINEに移行すればラクになりますが、50代は学生時代にLINEがなく、昔からの友達でもお互いのLINEを知らないことが多いです。ただ、これを機に知らせて繋がれば、今後会うことも可能。逆に、LINEが繋がってない人、繋がってくれなかった人と今後会う可能性があるのか? と考えました。
●3:あえてのハガキもあり
年賀状を律儀に送ってくれるけれど、あえてLINEで繋がるのは面倒だなと感じる人もいますよね。その場合、ハガキは便利です。それならば、85円は惜しくないかなと思います。
●4:子どもが成長して載せる写真や情報がない
子どもが大きくなると写真がなく、年賀状用にわざわざ撮るか、文字だけになります。写真は載せられるのを嫌がる子もいますよね。そんな理由でどんどん文字だけになっていく50代。正直もらっても見ていてそんなに楽しくないなと感じてしまいました。
ハガキからLINEへの移行した方法
実際に私がどう移行をしたかですが、ハガキの年賀状に「来年よりエコロジー&エコノミーの観点よりLINEで送らせていただきます」という宣言とともに、LINEのIDを載せました。
そして、次の年からLINEで年賀状の印刷用につくったデータをそのまま画像で送りました。結局、夫や親戚用にハガキをなくすことはできないので、そのデータは活用。それにスタンプや一言も添えています。