12月になると、一年の振り返りをしておきたいもの。この振り返るという行動こそが「来年をよりよい一年にしてくれる」と語るのは、50代60代の女性の生き方についての著書を多く持つ中道あんさん。実際に中道さんが振り返っているという7つのポイントを教えてもらいました。ぜひ紙の準備をして振り返ってみてくださいね。

中道あん
中道あんさん
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12月は「7つ」の振り返りで、前向きになる

12月初旬、冬の岩手県を旅してきました。2、3年前から盛岡に行きたいという念願がやっとかなえられました。

それは秋が深まったある日のこと。新聞で岩手県花巻にある大沢温泉の混浴露天風呂の記事を見つけました。そのとき、「そうだ! 花巻から盛岡に旅しよう」とひらめいたのです。その場で、飛行機、ホテルが空いている日をチェックして日程を組み予約を完了させました。

本当なら桜の季節に行きたかったのですが、なかなかチャンスがなくて来年の春の予定も立てられない。これはきっと「温泉旅行もいいよ~」という天からのメッセージだと思いました。ここでやらなきゃ、来年のやりたいことリストにまた書くことになるというのも理由です。

自分が立てた目標の中にはハードルが高いものだってあるでしょう。それを完璧にしようとすると行動が止まってしまいがちです。視点を変えるなり、少しでも手をつけるなりしたほうが、「未完了」が重荷にならなくていいです。

自己肯定感を上げよりよい新年のスタートをきるために、私が年末に振り返る7つのことを紹介します。もの、健康、人間関係などの「できたこと探し」と「達成できなかったこと」を紙に書き出し、一年の棚卸をします。

1:感謝したいこと、よかったこと

今年を振り返って「よかったこと」「成功したこと」をリスト化してみましょう。

(例)「息子一家が東京から帰省してくれた」「健康で過ごせた」など

このように、小さな出来事でもいいので、感謝することで、脳内に幸せが広がって豊かさを感じやすくなります。ちょっとしたことでもぜひ書き出してみてください。

2:挑戦したこと

今年なにか新しいことに挑戦したか、または挑戦しなかった理由を整理してみましょう。

例:「趣味の資格に挑戦した」「起業の準備が整わず、予定を変更した」

成功・失敗の結果に関係なく、挑戦した意味を肯定的に捉えることが重要です。行動を起こした自分をまず褒めることです。

3:手放したもの、思考

本棚

今年手放した習慣やものを振り返り、すっきりしたことや新たな余白を確認ておきましょう。

例:「あの不要品がメルカリで売れた」「でも、だってなどの口ぐせを意識してなくすようにした」

物理的なものだけでなく、人間関係や思考のくせも含めて、自分がどれだけのことを手放してきたかを確認しておきましょう。