「洋服を買っても、結局着ない」「クローゼットに余分な服があふれている」と感じることはありませんか? 買い物の失敗を避けるためには、事前にしっかりと準備をすることが大切です。今回は、経験アパレル店員の経験をもつ、家計改善コンサルタント・アドバイザーの高木瞳さんの“失敗しない”洋服選びのために事前にすべき4つのコツを紹介します。無駄な買い物を減らし、お気に入りだけがそろう理想のクローゼットをつくりましょう。

洋服の陳列
着ない服をつくらない買い物のコツ(※画像はイメージです)

<コツ1>よく着る「一軍」、あまり着ない「二軍」に分別

新しい服を迎える前には、自分の手持ちの服をよく着る「一軍」と、あまり着ない「二軍」に整理。服の総数はたくさんあるのに一軍の数が少ないと感じたら、お買い物の仕方を見直す必要があるかもしれません。

理想は、クローゼットの中の服はどれも定期的に着ていて、すべての在庫が稼働している状態です。

服を買いたすときは、「一軍に合うアイテム」を選ぶと着まわしの幅が広がります。二軍は残しておいても場所を取り、服を選ぶとき頭が混乱するので、私はリサイクルショップなどへ売却して、できるだけ潔く手放しています。

<コツ2>捨てる理由を振り返る

次は、手放すアイテムの「手放す理由」を1つ1つ確認すること。お気に入りで長年着用して生地が傷んだ、というならばしっかり使い果たせたということですが、以下のような理由だった場合は同じことを繰り返さないようにします。

・着こなせなかった
・合わせづらかった
・お手入れが面倒だった
・サイズが合わなかった
・通販で購入したがイメージと違った

この「失敗した」理由と逆のことをすれば上手にお買い物できるので、

・手もちのアイテムを把握してから買う
・合わせたいアイテムを持って買い物に行く
・アイロンがけや毛玉取りが頻繁なものは避ける
・クリーニングの難しいものは買わない
・試着してから購入する

など、反省を次に生かして選びます。失敗の理由を振り返るようになってから同じようなことが激減し、満足いくお買い物ができるようになりました。