キッチン脇につくるものというイメージの勝手口。しかし、これは必ずしも正解ではありません。4年前にハウスメーカーで家を建てたライターは、ランドリールームと兼用の洗面所の近くに勝手口を設置。すると、LDKを通らず汚れて帰ってきた子どもをお風呂に入れたり、たまったゴミの置き場兼出し口にできたりと、とても便利。冬場あけ閉めしても、LDKに冷気が伝わりにくいなどのメリットも。詳しくレポートします。
すべての画像を見る(全6枚)勝手口はキッチンではなく洗面所兼ランドリールームに
筆者は妻と子ども2人(3歳、1歳)の4人暮らし。4年前に、ハウスメーカーで、延床面積38坪の2階建ての家を建てました。上はわが家の1階の間取り図です。LDKのほか、北側にランドリールームを兼ねた洗面所、脱衣室、浴室があります。
家づくりを始めてすぐの頃は、「ゴミ出しもしやすいだろうから、勝手口はキッチンに」と考えて疑いませんでした。しかし、一緒に家づくり進めていたハウスメーカーの担当営業の方から、「キッチンもいいですが、ここもおすすめです」と言われた場所がありました。
それが家の北側にある洗面所兼ランドリールーム。悩んだ末にベテランの担当営業を信じることにしました。
新居に住んで4年たちますが、筆者はこの選択をしてよかったと思っています。洗面所兼ランドリールームにつくった、勝手口のメリットを詳しくお話しします。
冬場に勝手口からの冷気がLDKに伝わりにくい
メリットのひとつが、勝手口からの冷気がLDKにまで伝わりにくいこと。屋外につながる勝手口付近は、冬場にどうしても冷えやすくなります。勝手口がキッチンにあれば冬場のキッチンは冷えることでしょう。
わが家はLDKの仕切りがない間取り。ですから、キッチンに勝手口があると、あけ閉めのたびに、リビングもダイニングも冷えてしまいます。
しかし、LDKとドアを隔てた洗面所兼ランドリールームに勝手口があるので、出入りしてもLDKに冷気が伝わりにくいのです。
冬場はLDKと洗面所兼ランドリールームの間のドアを意識的に閉めておけば、LDKが冷えることはあまりありません。