アニメ『ドラえもん』のスネ夫役をはじめ、『鬼滅の刃』の不死川実弥役や『PSYCHO-PASS』狡噛慎也役など、話題作に多数出演し、俳優としても活躍している声優・関智一さんの暮らしのエッセイ。今回は関さん主宰の劇団で感じた「自身の変化」について。

関智一さん
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今年も残りわずか。年の瀬につれて思うこと

いよいよ今年も残り少なくなってまいりましたね。さて、毎年のことではありますが、“年末”を意識し始めると焦りだすこの感じは皆さん同じなのでしょうか? アレもしなきゃ、コレもやらなきゃ、あれこれアレコレ、あぁ忙しい!

年内に終わらせておきたいことが一つ、二つと浮かんできては焦りだし、急に追われるようにセカセカとがんばりだしちゃう。そして疲れちゃう。…もういやっ!!

…そんな恒例の繰り返しを僕は今年も行っておりますが、皆さんはいかがお過ごしかしら?

年内にいろいろとやりたいことは多々ありますが、お芝居にかかりっきりであります。お稽古、演出、本番、お稽古、お稽古、演出、本番、本番の毎日。声優や映像のお仕事もさせて頂きつつですから、スケジュールも頭もフル回転の日々。

うれしいことですよ! 忙しいのは有り難いことでありますからね!!

でも人間とは不思議なもので、お稽古中はアフレコに行きたくなるし、本番中は収録現場が恋しくなる。なのにアフレコ中はお芝居が楽しみで早く舞台に立ちたくなっちゃう僕もいる。

それぞれのお仕事に違った魅力があり、おもしろさも苦しさも全然違う。だからこそ長年飽きずに続けてこれてるのかなぁ。

なんて言いつつ本音は…。

めちゃくちゃ遊びたいです! ゆっくり温泉につかっておいしいもん食べたいし、粘土こねこねつくりかけの模型をいじって、特撮アニメも見まくりたい!

……はぁ、完全なるないものねだり。現実逃避というやつです! 笑

実際のところは台本とにらめっこしながらも、ここを乗りきれば自由だ! がんばれ俺! と自らを奮い立たせております。それこそ、ゆっくりのんびりできるはずのお正月が待ってるんですから大丈夫です。

大晦日は年に一度の一大イベントでもある“そば打ち”をして年越しをし、初日の出を拝んだあとはおせちも楽しみながら過ごす予定です。

ふふふ、今年のおせちはすでに予約済み!

なんと、大好物のローストビーフを楽しむべく“ロウリーズ・ザ・プライムリブ”さんの洋風おせちを注文してあるのです! 肉好きの僕にとっては最高のご褒美となる予感、高まる期待を胸に、今はお芝居と向き合い格闘するのです。