冬の野菜大根は淡白な印象がありますが、ひと手間かけるだけでスープにうま味を与えてくれます。今回は、料理家の長谷川あかりさんに教えてもらって、大根の切り方や煮込む前のひと手間が味の決め手になる一品をご紹介。一緒に煮込む鶏つくねもポリ袋を使えば簡単にできるので、大根と鶏のうま味を味わえるあったかおかずをつくってみてくださいね。

スープに浸っている乱切り大根と鶏つくね
スープのうま味のポイントは「大根」にあり!
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ネギとゴマがたっぷり!大根と鶏つくねの相性も抜群

大根の焼き目がスープのうま味になるので、キツネ色なるまでしっかり焼いてくださいね。鶏団子はタマネギなどの具材もなしでシンプルにし、ユズコショウを効かせました。

●大根と鶏つくねのユズコショウ煮

【材料(4人分)】

  • 大根 1/3本(400g)⇒小さめの乱切り
  • 鶏ひき肉 300g
  • A[ショウガ小さじ2⇒すりおろす 酒大さじ1と1/2 片栗粉小さじ1 塩小さじ1/3]
  • ゴマ油 小さじ2
  • 塩 小さじ1/3
  • B[水2カップ みりん大さじ2 片栗粉大さじ1 ユズコショウ小さじ2 塩小さじ1/2]
  • いりゴマ(白) 小さじ2
  • 万能ネギ 適量⇒小口切り

【つくり方】

(1) 下味をつける

まな板の上にある乱切りの大根

ポリ袋にひき肉を入れてAを加え、よくもんでしっかり混ぜ合わせる。

(2) 煮る

フライパンにゴマ油を中火で熱して大根と塩を加え、焼き色がつくまで炒める。Bを加え、煮立ったら1を丸めて加え、フタをして弱めの中火で10分煮込む。

(3) 仕上げる

ゴマを加えてよく混ぜ、器に盛って万能ネギを散らす。

【ポイント】

頑張るぞと両手をグーにする長谷川さん
長谷川あかりさんがつくり方のポイントを解説!

大根は焼き色がつくまでしっかりと炒め、香ばしいうま味をプラス。

フライパンで焼いた大根に焼き色がついてきた様子
[1人分204kcal]

※ 本付録の一部は『ESSE』に掲載した内容に追加・再構成したものです

※ 計量単位は1カップ=200mL、大さじ1=15mL、小さじ1=5mL、1合=180mLです

※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう