毎週水曜に放送中(フジ系)の本格ミステリードラマ『全領域異常解決室』。主演の藤原竜也さんは、じつは幼少期から情報誌『ムー』を愛読するほどのオカルト好きだそう。そんな藤原さんに、ドラマの魅力や共演者との印象的なエピソードを語っていただきました。

藤原竜也さん
藤原竜也さん

未確認生物などが事件に絡む予測不能なドラマ

神隠し、シャドーマン、狐つき、ユーマ(未確認生物)…最先端の科学調査では解明できない“不可解な異常事件”を、全領域異常解決室(通称「全決(ゼンケツ)」)という世界最古の捜査機関が解決していくドラマ『全領域異常解決室』。脚本・黒岩勉さん、演出・石川淳一さんによる完全オリジナルの本格ミステリーです。本作で全決の室長代理・興玉雅(おきたま みやび)を演じるのが藤原竜也さん。全決への出向を命じられた警察官・雨野小夢(あまの こゆめ)(演:広瀬アリスさん)とコンビを組んで、摩訶不思議な事件に挑んでいきます。

「僕は幼少期からオカルト情報誌『ムー』を愛読していますから、とても興味深いジャンルですし、おもしろい企画だと思います。ただ、宇宙空間とか未確認生物などが事件に絡んでくるというドラマはこれまであまりなかったし、物語の先が読めないこともあって、視聴者の方にどう受け止められるのか、やってみないとわからないな、というのが本音です」

超常現象を大人が真剣に話し合うのが本作の意義

興玉は圧倒的な知識、記憶力、洞察力を兼ね備え、その力を生かし、次々と起こる不可思議な異常事件を解決へと導くスペシャリスト。その一方で、名前のとおり、みやびやかな雰囲気を醸し出し、発言はどこか謎めいていて、ミステリアスな人物です。

「興玉 雅という名前も覚えにくいし、全領域異常解決室がなにかというのもなじみがないし、謎の神みたいなものが出てくるし、演じているわれわれもなにがなんだかわからない異常事態になっています(笑)。興玉もつかみどころがない人物で、小夢さんの存在だけが支えになっている感じです。でも、いまだ解明されていない超常現象に対して、いい大人たちが真剣にああだこうだ言っているというのが、僕たちがこの作品をやる意義なのかなと思っています」