秋が旬の食材、シメジと鮭の風味を生かした炊き込みご飯のレシピを、料理研究家・大庭英子さんが教えてくれました。昆布だしで素材のうま味を引き出す味つけがポイント。仕上げにまぶしたゴマの香りが食欲をそそります。
シメジ1袋で素材の味を生かした薄味仕立て
秋の味覚のうま味をギュッと閉じこめた炊き込みご飯です。
●シメジと塩鮭の炊き込みご飯
【材料(4~6人分)】
- シメジ 1袋(約200g)
- 塩鮭 1切れ
- 米 2合
- 昆布だし 2カップ
- 酒 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- いりゴマ(白) 少し
*昆布だし…水2カップに昆布(4×4cm)1枚をつけ、2~3時間おいたもの。
【つくり方】
(1) 米は洗ってザルに上げ、水気をきる。炊飯器に移し、昆布だしを加えてひたしておく。
(2) シメジは根元を少し切り落としてほぐし、長いものは半分に切る。塩鮭は半分に切る。
(3) (1)に酒、塩を混ぜ、シメジ、塩鮭の順にのせ、普通に炊く。
(4) 炊き上がったら塩鮭をいったん取り出し、骨を除いてざっとほぐし、炊飯器に戻す。全体にさっくりと混ぜ、器に盛ってゴマをふる。
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