ライフスタイルの変化に伴い、「もののもち方」の見直しは大切です。整理収納アドバイザーでESSEフレンズエディターのむらさきすいこさんも、年齢や暮らしに合わせてものを減らした1人。今回は「来客用布団」を手放した経緯とメリット、「寝具をスッキリしまうコツ」について語ります。
すべての画像を見る(全9枚)嫁入り道具だった「来客用布団」を手放すことに
10月からESSEフレンズエディターとして記事を書かせていただくことになりました、整理収納アドバイザーむらさきすいこです。これから、見た目よし! 機能性よし! の「ラクで持続性の高いお片づけ」や、「お役立ちアイテム」などを発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
子どもが小さい頃は、お泊り会や両親の来訪で何度も使った「来客用布団」。しかし、40代半ばを過ぎ子どもたちも大きくなり(21歳、18歳)、すっかり出番が少なくなりました。そこで、思いきって手放すことを決意。粗大ゴミに出すことにしました。
家具同様、大きなものを手放すことは、なかなか勇気がいりますが、いざ手放してみたら押し入れも気持ちも想像していた以上にスッキリ。家族が使う最小限の布団を所有することにしました。
今後は、泊まりの来客時には「レンタル布団」を活用。布団が入っていた押し入れの収納スペースには、心もとなかった防災備蓄品を増やして収納しています。
いつかの来客に備えるより、今の家族の命を守る選択ができて、とても満足です。
かさばってしまう「布団」収納のコツ
また、寒くなってきたこの時季は、布団を入れ替えるタイミング。片づけの現場にいくと、季節ごとの入れ替えが必要な寝具の「収納」や「扱い」に困っている人を多く見てきました。
たとえば、ビニール製の布団圧縮袋の素材がツルツル滑って重ねにくい、密封したつもりがいつの間にか圧縮袋に空気が入って膨らんでしまうなど。また、収納スペースに寝具がパンパンにつめ込まれていて、寝具の雪崩が起きてしまう、という人も少なくないのではないでしょうか。
寝具の収納には適切な「収納用品」を使用するのもひとつの方法。寝具の収納用品を選ぶコツは、フニャッとしたやわらかい素材よりも、しっかりした素材で、自立したり重ねたりできるものを選ぶことです。