歳を重ねるにつれ、おうちで探しものが増えていませんか? 探しものが少なくなればストレスも減り、日常生活が快適になるはず。そこで今回は、探しものをしない部屋づくりについて、暮らしや生き方のヒントをYouTube「60歳からの幸せライフ」で発信しているライフさんからお話を伺いました。
すべての画像を見る(全10枚)60代の暮らしは少しの工夫で快適に。「今の自分に暮らしを合わせていく」
年齢を重ねると、ものの整理が難しくなり、探しものに時間を取られることが増えてきました。これは体力的な問題だけでなく、これまでの片づけ方法が現在の自分に合わなくなっている場合もあるからです。
どんなに丁寧に片づけても、整理が追いつかないと感じるときは、今までの習慣を見直す必要があるのかもしれません。今の自分に必要なことを見極めていけば、きっと探しもののないお部屋づくりが実現するはずです。
そこで今回は、シニア世代の私たちでも無理なく続けられる、探しものをしないための家づくりのコツをお伝えします。ほんの少しの工夫で、毎日の暮らしが驚くほど快適になりますよ。
1:ものの定位置を決める
まず、いちばん基本的なことですが、ものには必ず「定位置」を決めることが重要です。「ここに置く」と決めた場所に、使い終わったら必ず戻す。これが最も簡単で効果的なルールです。
たとえば、鍵や財布の置き場所は毎日使うものですから、家に入ったら必ず同じ場所に置く習慣をつけることが大事です。これによって、出かける際に鍵が見つからないとあわてることもなくなります。
2:必要なものだけをもつ
生活の中でものが多すぎたり、収納方法が今の暮らしに合わなくなっていると、心地よい空間を保つのが難しくなります。どんなに丁寧に片づけても、根本的に整理が追いついていないと感じる場合は、ものとの関わり方を見直すといいかもしれません。
たとえば使わなくなった趣味のものを処分する、高いところに収納するのをやめるなど。生活スタイルの変化に合わせて、収納方法やもののもち方を変えていくと、より快適な暮らしを実現できると感じています。
3:似たものをまとめて収納する
収納する際には、同じカテゴリーのものを一緒にまとめておくことが大切です。たとえば、お菓子類などはひとつの引き出しやボックスにまとめ、キッチン用品は同じ棚に整理。
こうしておくと、なにがどこにあるのかがすぐにわかり、探す手間が省けます。無意識に「ここにあるはず」と手が伸びるような整理整頓を目指しましょう。
4:ひと目で見渡せるように収納する
収納スペースはできるだけ「ひと目で見渡せる」状態にしておくことが理想です。収納ケースや引き出しを利用し、横に並べたり、縦の空間を活かしたり…。ものを隠すのではなく、どこになにがあるかがすぐにわかるように工夫してみませんか?
ものを取り出しやすく、しまいやすい環境をつくることで、無駄な探しものの時間が減ります。