日々、実際に使いながら置き場所や収納法を考える
すべての画像を見る(全6枚)「いまも使いながら『こっちの方が便利かも』と置き場所や収納用の道具を替えることも。なにがどこにぴったり収まるかを考えるのは、わりと得意な方だと思います」
コンパクトな台所が気持ちよく整っているもうひとつの理由は、調理道具や器の数がかなり絞られているから。山小屋に引っ越してきた際に、かなり減らしました。
「器は重ねてもかさばらないものを選んで持ってきました。軽くてどんな料理にも合う漆器が多いですね。鍋や道具も、必要最低限のものだけに。つくる料理が前よりシンプルになったので、たくさんは必要ないんです」
東京で重宝していた食洗機や生ゴミディスポーザーも、山の生活では壊れてもすぐに修理に出せない。そう考えて、今回は潔くなくすことにしたといいます。以前よりさらにすっきりした台所でつくるのは、具だくさんのスープや煮込み料理、焼き菓子などの素朴なメニュー。地元で手に入る新鮮な野菜や果物など、自然の恵みを楽しんでいる小川さんです。