「40代を数年過ぎた頃から、それまでなにも感じていなかったバッグの重さが気になりだしました」というのは、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。肩への負担を減らすためにバッグが軽くなるように見直したところ、出がけの準備が早くなるメリットもあったとのこと。写真入りで詳しく教えてもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)1:「バッグなし」の日。キャッシュレス化でスマホがお財布代わり
バッグの軽量化にいちばん効果があったのは、出かけるときに必ず持って行く「お財布」を手放したことでした。
キャッシュレス化が進んで現金を使うことが少なくなり、お店のポイントカードもアプリ化して紙のカードは不要に。お財布に入っているのは、クレジットカードや運転免許証など数枚のカードといくらかの現金だけ。
「わざわざお財布に入れなくてもよいのでは?」と思い、カードポケットがある手帳型のスマホカバーを購入して移し替えました。
<スマホカバーに入れるもの>
・クレジットカード(家庭用)
・交通系ICつきクレジットカード(自分用)
・運転免許証
・宅配BOX用カード
・現金払いのためのお札
近所に出かけてすぐ帰ってくるなら「スマホ、鍵、エコバッグ」の3つで十分です。リップやハンカチも持ちません。服のポケットに入れれば男性のように手ぶらで出かけられ、肩に優しい状態になりました。
2:「小さなバッグ1個」。最低限のものだけ入れる
数時間の外出の場合は、ケアグッズなどをまとめたポーチを追加します。
リップ、クシ、ハンカチ、レジ袋など最低限のグッズをポーチにひとまとめ。
子どもが大きくなって出番がなくなったばんそうこうは処分し、ハンドクリームは小さい容器に小分けすることで軽くしました。
また、お財布を手放したことでバッグを小さいサイズへ買い替え、材質も重い本革から軽い合皮に変えました。帆布生地のバッグは厚さがいろいろあり、厚いと重くなるので注意が必要です。