むしむしジメジメ、暑い夏がやってきました。家でひんやり薬膳スイーツを楽しんでみませんか?
台湾で人気の「緑豆」を使った簡単レシピを、薬膳インストラクターの和田順子さんに教わりました。

「緑豆」を使った簡単スイーツ
「緑豆」を使って、夏にぴったりスイーツをつくりませんか?
すべての画像を見る(全7枚)

台湾で人気の緑豆を使って!ひんやりおいしい夏のスイーツ

体に熱がこもって水分代謝が悪くなると、体が重だるく感じます。そんな夏におすすめの食材「緑豆」を使った簡単スイーツをご紹介します。
緑豆は台湾やベトナムなどの暑い地域でよく食べられている食材で、東洋医学では体の熱を取り、利尿作用があるとされているんですよ。

●緑豆ってどんな食べ物?

緑豆

「青小豆」とも呼ばれ、その名のとおり小豆に似た味の豆です。春雨の原料や、「緑豆もやし」として目にすることも多いのでは。

一般のスーパーではあまり見かけませんが、輸入食材店でたいてい手に入れることができます。200g200円前後で、手に入れやすいお値段も魅力です。

いろいろな使い方がありますが、まずは使い道の多い緑豆あんこをたくさんつくって、小分けにして冷凍しておけば、いつでも使えて便利です。

●緑豆あんこのレシピ

緑豆あんこ

【材料(つくりやすい分量)】


・緑豆 200g
・きび砂糖 250g
・水 4カップ

【つくり方】

(1) 緑豆をざっと洗い、ひと晩水につける。
(2) 水を捨て鍋に豆を入れ、かぶるくらいの水を入れて強火で7分ゆでる。あくが出るので取る。
(3) 湯を捨て豆をざっと洗い、またかぶるくらいの水を入れて中火で13分~15分ゆでる。
(4) 再び湯を捨て豆をざっと洗い、水4カップを入れて弱火~中火で13分~15分ゆでる。その間、きび砂糖を3回に分けて入れる。

この緑豆あんこを使った簡単スイーツを3つご紹介します。

●ベトナム風ぜんざい

ベトナム風ぜんざい

ベトナムのぜんざい、「チェー」をイメージしたぜんざいです。つるんとした白玉だんごと一緒に食べれば、食欲のないときでも食べやすい! ココナッツミルクとの相性も抜群です。

【つくり方】

(1) 白玉粉120gと絹豆腐150gをよく混ぜ、ひと口大に丸め、中央をへこませる。沸騰したお湯でゆで、浮き上がってきたら氷水にとる。
(2) 器に(1)の白玉だんごと緑豆あんこ、フルーツなど好みのものを入れてでき上がり。

●緑豆寒天ゼリー

緑豆寒天ゼリー

寒天ゼリーも夏場におすすめ。かわいい製氷皿に入れれば子どもも食べやすいです。

緑豆寒天ゼリーにドライフルーツを入れた様子

マンゴーなどのドライフルーツも入れると甘酸っぱさがプラス&色もキレイ。

【つくり方】

(1) 小鍋に水400ccを入れ、粉寒天4gとグラニュー糖50gを入れて火にかけ、よく溶かす。
(2) 型の1/4程度まで緑豆あんことドライフルーツを入れ、(1)の寒天を入れて冷蔵庫で冷やし固める。

●緑豆スコーン

緑豆スコーン

朝食にもオススメなスコーン。ホットケーキミックスを使った劇的簡単レシピです。オーブントースターで焼けるので、思い立ったときにぜひどうぞ。

【つくり方】

(1) ホットケーキミックス150gと緑豆あんこ120g、太白ゴマ油大さじ1(サラダ油でも可)を入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
(2) 食べやすい大きさにまとめ表面にはちみつを塗り(焦げ目をつけるためなので、なくてもOK)、アルミホイルの上に並べ(ふくらむので間隔をあけて)、オーブントースターで15分ほど焼く。

ひんやり効果のある食材を上手にとって、暑い夏をのりきりましょう。