2階建て住宅なら、各階にトイレをつくると、ストレスなく生活できます。4年前にハウスメーカーで総2階の家を建てたライターは、1階玄関近くと2階の階段横にトイレをプランしました。おかげでLDKにいても音やにおいが気にならず、子どもを連れての外出もスムーズに。また、来客時はさりげなく2階のトイレを使うことで、快適に暮らしています。
すべての画像を見る(全7枚)家づくりではトイレの場所もじっくり検討
筆者の一家は妻と子ども(5歳と2歳)2人の4人家族。4年前に大手ハウスメーカーで総2階の家を建てました。
1日のうちで多くの時間を過ごす1階のLDKを、できるだけ広くしたいと考えて、間取りを検討。1階にはLDKと水回り、2階には個室(主寝室、書斎、子ども部屋2部屋、ウォークインクローゼット)がある間取りにしました。
トイレは各階に1個ずつ採用。こだわって決めた場所が、今でも正解だったと思っています。その理由を詳しく紹介します。
1階のトイレはLDKとつなげず玄関近くに
間取りを検討している段階で、1階のトイレは、階段下につくるか、現在の場所(玄関近く)につくるかで悩みました。
わが家の階段はリビングにあるため、階段下にトイレをつくると、リビングに面することになります。トイレがリビングに面した位置にあると落ち着かないと思い、玄関ホールをはさんだ現在の場所にしました。
実際に使うと、玄関ホールとリビングを仕切る扉によって、音もにおいも気になりません。また、LDKにいる家族の声も聞こえないので、トイレの中でも落ち着いて用を足せます。
それ以外にもメリットに感じることが。トイレをがまんして帰宅したときでも、トイレにすぐに入れます。
もうひとつの候補だった階段下の空間は、現在、収納として使っています。空間の広さだけで考えると、上部が階段で削られている階段下よりも、トイレのある場所の方が広く、収納に向いています。しかし、収納よりも、落ち着いて利用できることを優先してよかったと実感。