便利なアイテムを使って、壁面や扉裏を傷つけずに収納スペースを増やすアイデアを紹介します。どれも100円ショップや無印良品などで購入できるので、気軽に取り入れることができるのも魅力的。整理収納アドバイザー・Fujinaoさんが、おすすめの便利アイテムや使用シーンについて語ります。
すべての画像を見る(全10枚)壁に穴をあけずにフックが取りつけられる
ダイソーで販売されている「壁紙用フック」は、特殊な接着剤が使われていて、壁紙に貼ってもあとから比較的簡単にはがすことができる商品です。
壁紙に傷がつかないので、ネジや画びょうを使わずにフックを取りつけたいときにおすすめ。フックのサイズによって耐荷重が異なりますが、大きいサイズのフックは、1kgまでの荷重に耐える設計になっています。
ホウキやモップを手に取りやすい場所の壁面に引っかけておく、軽いかばんやエコバックの定位置にする、ハンガーとセットで使って上着をかける、洗面所の鏡裏収納など画びょうが刺さりにくい場所で使うなど、さまざまな用途があります。
※ 壁紙の種類や下地の状態によっては、接着剤の影響ではがす際に壁紙が損傷する可能性があるため、注意してください
※ 荷重がフックの耐荷重を超えると、フックが落下する可能性があります。適切な使用を心がけてください
画びょうが使えない場所に便利な「魔法のテープ」
テレビの裏側やキッチンシンクの扉裏、タイル面など、ピンや画びょうが刺さらない場所に便利なのが、ホームセンターなどで購入できる「魔法のテープ」です。
魔法のテープは一般的な紙の両面テープよりも粘着力が強い商品で、リモコンのように厚みや重さがあるものでも、しっかりと固定できます。
テレビ裏にフックや小物ポケットを取りつけて掃除道具を隠して収納する、収納スペースの扉裏にクリップをつけてプリントを挟むなど、こちらも用途はさまざま。水濡れOKなので、お風呂場の壁やタイルなどにも使えます。
ただし、壁紙や化粧板に使用する際には注意が必要です。粘着力が非常に強いため、はがすときに壁紙や表面の仕上げがはがれることがあります。使用する場合は、事前に目立たない場所でテストし、下地としてマスキングテープを貼ってから魔法のテープを貼るようにしましょう。
※ お風呂場のような高湿度の環境での使用時には、テープが劣化する可能性があります。湿気が多い場所で使用する際は、定期的に確認し、必要に応じて交換してください