夏の面倒な名もなき家事といえば、「麦茶づくり」。夏は「麦茶」という思い込みを捨てたというのは、50代の夫婦ふたり暮らし、栄養士として病院や施設で働いた経験をもつミニマリストの本多めぐさん。麦茶ポットいっぱいの麦茶をつくるのをやめた経験について教えてくれました。

ティーポット
ティーポットで紅茶を水出し。薄めて飲むとちょうどよいです
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50代ふたり暮らしに「麦茶ポット」はオーバーサイズだった

紅茶を水出しで飲むことも
紅茶を水出しで飲むことも

夏場に麦茶をポットでつくっている方も多いのではないでしょうか。しかし、50代ふたり暮らしに1Lのポットはオーバーサイズだと感じました。家族が多ければ1~2Lのつくりおきは消費できますが、デスクワーカーの50代夫婦では、そこまで多くの「麦茶」がなくても大丈夫。そして麦茶にこだわらず、ほかの飲みものでもよかったのです。

わが家の場合、夫は午前中にアイスコーヒーを飲みます。午後からは、ペットボトル飲料や果物ジュースなどその日の気分で選んで飲んでいます。私は朝に水を飲んだあとは、薄めのアイスティーや、粉の番茶を飲むことが多いです。麦茶じゃなくてもよく、そのときの気分で飲みものを変えて自由に楽しみたいのです。

習慣的になんとなく「夏は麦茶」と思って準備していたただけで、そこまで2人ともこだわっているわけではありませんでした。なので、ティーポット1杯ぶんの好きなお茶をつくるとちょうどよいと気がつきました。毎日日替わりで好きなお茶に変えられるので、お茶を「選ぶ楽しみ」があります。

朝に水出しをするだけ!手間いらずで管理もラクに

今では朝、紅茶ポットにティーバッグの紅茶を1個入れてお水を注ぐだけ。そうすると、昼間に自分が薄めて少しずつ3杯くらい飲み(カフェインが入っているので薄めて飲むのがちょうどよいのです)、夕食後に夫が1杯飲むと消費できます。

これで、毎日飲みきれて手間もかからないため、この夏はこの方法で過ごしています。

冷蔵庫内に麦茶ポットの替わりに紅茶ポットを置くので、省スペースになるのもよいところ。洗うのもラクになりました。