老いを感じるほど年をとってはいないけれど、若い頃との違いが身にしみる40代。「マルサイの惑いっぱなし40代」では、現在45歳、3人の息子と夫と暮らすイラストレーターのマルサイさんが、美容やファッションを始めとした40代の悩みに、七転八倒しながら向き合っていきます。今回は本当につらかった「ギックリ腰」について。

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なってしまった…「ギックリ腰」

ギックリ腰をやったことある人、いますか? 私は人生初のギックリ腰を昨年11月末にやりました。

ギックリ腰って本当に辛いですよね。人生で経験した体の辛さナンバー3です。ちなみにナンバー2は産後の痛み、ナンバー1は陣痛です。

そんな辛さナンバー3のギックリ腰、原因は運動不足による血行不良でした。あれあれ? おかしいな? マルサイってランニングしてるよね?

…ランニングしてるのに運動不足だなんて、おかしくない? と思った人もいることでしょう。じつは昨年、数か月間ランニングを休んでいた時期があったのです。

以前の記事で父が亡くなったことをやんわりとお伝えしましたが、父は昨年10月になんの前触れもなく旅立ってしまい、その瞬間から母のサポートも始まり、さらにそのタイミングで単行本の執筆が重なって、それはそれは過酷な四十九日だったんです。

ほんとにねぇ、父が亡くなったことを悲しむ余裕もないくらいの多忙っぷりでしたねぇ………。

そんなわけでしたからランニングどころじゃなかったんですよね。

普段の執筆作業では1時間ごとにお茶を入れたり体を伸ばしたり猫と戯れたりベランダに出たりと意識的に休憩を入れていたんだけど、上記の期間は執筆に向けられる時間が貴重すぎて作業時間はトイレで席を立つ以外ずーっと座りっぱなしだったんですよ。

(とくにだれにもなんにも邪魔されない夜間は、右手以外石像並みに動かさなかった)

だからそろそろ寝るかぁ~と椅子から立とうとすると、ガッチガチに固まった節々がギシギシと音を立てていました。なんの気なしに伸びをすると、どこからともなくピキッとかペキッという音もしてました(今思うと危険信号)。

そんな生活を続けていたら腰がギックリと。