日本人がいちばん、よく食べるフルーツはなにかわかりますか?調査の結果、12年連続、ダントツでバナナが1位を獲得しています。 理由としては、おいしさはもちろん、いつでも手に入れやすく、手軽に食べられるところが人気の理由のようです。大人気バナナについて、ローフードマイスターの資格をもつモデルのAYUMIさんに、バナナの魅力とご自身流の楽しみ方を聞いてみました。
手軽でおいしくて、栄養豊富なバナナは毎日欠かせません
「生で食べることで野菜や果物の酵素や栄養素を効果的にとることができ、消化もよくなるという“ローフード”の意味を知ってから、果物をたくさん食べるようになりました。バナナは年間を通して買えるし、価格も手ごろなので、家族でよく食べています」とAYUMIさん。こどものおやつや毎朝のスムージーづくりにも欠かせない、といいます。
買ってきてそのまま食べるだけでなく、冷凍バナナもお気に入りだそう。「冷凍するなら、表面に茶色い斑点が多く出て、甘~くなってからがおすすめ。皮をむいて1本ずつラップして冷凍庫へ。季節の果物や冷凍のアサイーなどと混ぜて、フォークでつぶしながら食べるのが子どもたちのお気に入り。バナナのおかげで砂糖を入れなくても甘くてクリーミーになるんですよ」さらに、大好きなアウトドアでも大活躍!「食べやすいし、すぐにエネルギーになるので必ず持っていきます。バナナは本当に万能フルーツですね」と絶賛。
AYUMIさん・モデル。10才の長男と7才の長女のママ。健康的なライフスタイルの秘訣は、がんばりすぎずに楽しむこと。ローフードマイスター1級/スーパーフードマイスター取得
魅力再発見1「シュガースポット」は甘さアップのサイン 熟成すると更においしさもアップ
バナナは熟成する果物。店頭に並んでいる間や、購入して食べるまでの間にも、常温下では日を追うごとに熟成します。皮にできるキリンの模様のような茶色い斑点は“シュガースポット”と呼ばれ、バナナが熟して甘くなったサイン。これを“茶色バナナ”略して“茶バナナ”と呼びます。皮をむくと果肉はきれいなままで、深めの甘みとコクのある芳醇な味わいが楽しめます。プラス茶バナナには免疫力アップも期待できるという結果がでています。
●保存方法は常温が◎
冷蔵庫などの低温で長時間保存すると、低温障害をおこして皮が黒くなってしまうことがあります。直射日光のあたらない風通しのいい場所で、常温で保存しましょう
●ハンガーやスタンドにつり下げて保存
バナナの房を仰向けに置かず、包装してある袋から出し、山型に伏せて置くか、バナナスタンドなどにつり下げて保存するのがベスト
魅力再発見2低カロリーで低脂肪 栄養バランスがいいから家族にもオススメ
「バナナは甘いから太りそう、という声を聞きますがそれは大きな誤解。果物の甘みは甘さを強く感じる果糖によるもの。ほかの糖とカロリーは変わりません。私は、バナナも含めて果物を食べて太るという考えがありません」とAYUMIさん。
また、カロリーが高いと思われがちなバナナですが、実際は1本(約100g)で86kcal。ご飯1杯(150g)の252kcalや食パン1枚(80g)の211kcalと比べても意外と低カロリーです。バナナには筋肉のエネルギー源となる必須アミノ酸をはじめ、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類、ビタミンB群やビタミンE、葉酸、食物繊維など、体に必要な栄養が豊富に含まれています。
AYUMIさんオススメの食べ方は“スムージー”。家族みんなで毎朝飲む手づくりスムージーには冷凍のバナナを使うことが多いそう。「氷を入れなくてもいいのでラク。セロリの葉やケールなどクセのある野菜を入れても、砂糖なしで甘くてコクも出るので、子どもたちも喜んで飲みます」
魅力再発見3美肌効果もあるバナナをもっとおいしく食べよう!
30代~40代の女性21名に朝晩1本ずつバナナを食べてもらうという、日本バナナ輸入組合が行った試験によると、4週間後に肌の水分・油分・弾力の数値が上昇。「肌にうるおいがある」「透き通っている」などの実感が得られ、おなかの調子もよくなったそう。これからの季節にカンタンにつくれるホットバナナは体への保温効果もあっておすすめです!
【ホットバナナにちょい足し!オリーブオイルでパワーアップ!】
オリーブオイルが油膜をつくり、体内で高い保温効果を発揮。シナモンやきな粉でも保温効果が
[材料]
バナナ…適量
[つくり方]
(1)皮をむき、1本まるごと、もしくはザク切りにする。
(2)600Wの電子レンジで30秒~40秒加熱する。または、フライパンで表面に焼き色がほのかにつくまで(1分程度)ソテーしてもOK。
<協力/
バナナ大学 http://www.banana.co.jp/>