「お金がたくさんある人は、考えないでものを買う」は大きな誤解! 富裕層の思考や行動には、ちゃんと貯まる・増える理由があるんです。ここでは、ファイナンシャルプランナーの立川健悟さんに、自身も実践して成功につながったという「富裕層がお金をつかうときに考えていること」を解説してもらいます。

食事をする人
富裕層が「お金を使うときに考えていること」は?
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満足度の高い生活が“富裕層”になる秘訣

数多くの富裕層との出会いを通じて、「富裕層はお金を使うときの考え方が、普通の人と違うと気づいた」という、ファイナンシャルプランナーの立川健悟さん。

「いちばんの違いは、富裕層は『これでいい』と中途半端に妥協してものを買わないこと。どんなに評判の品でもおトクでも、選ぶのは自分自身が『これがいい』と思ったものだけ。だから、小さな雑貨から数百万円する指輪まで、買った理由を尋ねると全部説明してくれます」(ファイナンシャルプランナー・立川健悟さん、以下同)

自分の価値観でものを選び、満足度の高い生活を送っているため、結果的に余分な出費は減り、お金が貯まる好循環に。

「富裕層の考え方や行動は合理的で、だれでもマネできるものばかり。私自身も実践して成功につながった、賢いお金の使い方を紹介します」

欲しいものは…“お値段以上”と判断したもの

ほしいもの

「人気の品はいいもの」「行列ができる店はおいしい」とみんながもってる“人気商品”を選ぶのが普通の人。

「富裕層は『値段に見合う価値がある』と自ら判断したものだけを選び、周囲の評判に振り回されません」

食べものを買うなら…健康のためには“量り売り”も利用

普通の人は“大容量パック”がおトクと考えがちですが、健康はお金では買えない貴重なもの。

「富裕層は、大容量パックを買うと食べすぎるとわかっているので、必要な分だけ買って適量に抑えています。同じ理由で、食べ放題も人気薄」