オーブンも型も必要なし、フライパンでできる“世界一簡単な”おうちパンのつくり方を、元パン職人で料理研究家のゆーママさんに教えてもらいました。ここでは「基本のテーブルパン」のレシピをご紹介。生地づくり、発酵、焼くのもすべてフライパン1つで完結するので、洗いものも少なくてすみます。

フライパンでつくったパン
フライパンでできる、簡単パンのつくり方をご紹介
すべての画像を見る(全8枚)

初心者でも失敗なしでつくれる、魔法のパンレシピ

生地つくりはたったの5分! 時間や手間を極限まで減らし、フライパンひとつで完成する、おうちパンのレシピです。

●基本のテーブルパン

【材料(直径20cmの深型フライパン1台分)】

  • A[強力粉200g、砂糖20g、塩3g]
  • インスタントドライイースト 3g
  • B[ぬるま湯140g]
  • C[バター(食塩不使用・温めてやわらかくする)15g]
  • 打ち粉(強力粉) 適量

【下準備】

・ぬるま湯は水を耐熱カップに入れてラップをかけずに電子レンジ(600W)で40秒加熱し、人肌くらい(35℃前後)に温める。
・バターは耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で40秒ほど加熱する。バターがやわらかくなっていればOK。

【つくり方】

フライパンに材料を入れる

(1) フライパンにAを入れ、イーストを中央にのせてBをかける。イーストがBを吸ったら箸でざっくり混ぜ、Cを加えてひとまとまりになるまでさらにぐるぐる混ぜる。

生地を指先でこねる

(2) 指先を使って3分ほどこねる。生地をつまんでフライパンの底に押しつけながらダマをつぶす。

フライパンにフタをして一次発酵

(3) 生地を丸くまとめ、フライパンにフタをして室温(25℃くらい)で30分ほどおく(一次発酵)。

生地を成形する

(4) 生地が1.8倍くらいに膨らんだら、打ち粉を薄くふり、フライパンの中で生地をたたいてガスを抜く。直径15cmを目安に丸く平らになるように手で押しのばす。

フライパンにフタをして二次発酵

(5) フライパンにフタをして室温(25℃くらい)で30分ほどおく(二次発酵)。

フライパンで生地を焼く

(6) 生地が1.8倍くらいに膨らんだら、フタをしたままごく弱火で7分ほど焼く。底面に焼き色がつき、フライ返しがスッと入るようになったらゆっくりと裏返す。フタをしてごく弱火で7分ほど、底面に焼き色がつき、生地の中心のへこみがなくなるまで焼く。

完成したフライパンでつくるパン

焼きたては生地がやわらか。つぶれやすいので手で触れるぐらいになってから食べましょう。

[1台分869kcal]